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2017年02月21日 [症例検討]

肩の痛みに対する鍼灸 (症例3)

お任せあれ
名古屋市守山区のにこにこ鍼灸のコラムです。
今回は症例検討をしてみようと思います。

症例検討は何にするのか迷いましたが、「肩の痛み」にしておきます。
では実際に挙げてみます。

■性別 
・女性
■年齢
・36才
■主訴 
・肩の痛み(後ろに伸ばすときに痛みが出る。)
■現病歴
・半年前から上肢が動かしにくく痛みもあったが病院には行っていない。しばらく様子をみていたが、3週間前から痛くなり始めた。
衣服を脱ぐときに痛む。
■既往歴
・腰痛が昔よりある。
・歯の矯正の顎の骨を切る外科処置をしている。
・指の第一関節が時々痛み、病院にてへバーテン結節の初期と診断された。
■服用している薬
・痛み止めのみ
■東洋医学的所見
・食欲はあるが食べる量は少ない。
・尿は1日5から6回。夜中トイレにおきることはない。
・便は柔らかい。
・睡眠はオンコールの当番の時は時々目が覚める程度で特にどうこうはない。
・腹診は中脘穴に硬結。右の不容穴から期門穴にかけて抵抗感あり。右の鼠蹊部に抵抗感あり。
・尺膚は右腕が硬く左腕はふにゃふにゃしている。
・脈診は左脈が細渋。右が細。
・甘いもの・辛い物が好き。
・寒がりで手足の冷えあり。

■証
・肝虚証で肺大腸熱

■施術内容
・鍼:中脘・天枢・関元に置鍼。太谿・太衝・豊隆・条口・陽池・血海に接触鍼。
・灸:右の肩(肺・大腸経上に7か所反応のある所にそれぞれ1個ずつ)
・鍼:背部散鍼。肝兪・胆兪・腎兪・志室は接触鍼。
・灸:膏肓・肝兪・胆兪・腎兪・志室に各1個ずつ。

■施術後
・以上の施術で左脈の渋脈が取れた。
・初検5日後来院時には腕の痛みは消失。ただ腰が腫っている感じがする。
・初検7日後にはへバーテン結節がひどくならないように予防を開始し始めました。
・それ以降は不定期に通院していますが、その都度自宅でお灸ができるように印をつけてできる日だけは確実にお灸をして頂いているとの事です。

■考察
・肩を後ろに動かすと痛むケースでは大腸経・肺経に影響が出ることが多い。動かすと痛く関節可動域も少し制限が認められた以上、肝虚証で肺・大腸経に異常が出たと判断しました。実際施術してみると教科書通りの結果が得られました。
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