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2016年06月21日 [症例検討]

股関節痛に対する鍼灸(症例1)

お任せあれ
名古屋市守山区のにこにこコラムです。
今回は股関節の鍼灸治療の症例を挙げてみます。

女性 69才

初検日 2016年●月△日

■主訴
右股関節痛

■現病歴
・○月より4か月前に右股関節に痛みが出てきた。
・夜に右の鼠蹊部がだるく痛む。
・痛みがあちこち移動する。
・股関節の炎症のため湿布剤を1カ月半していたがあまり効果はなかった。
・下肢に痺れはない。
・外傷歴はない。
・使いすぎると股関節の痛みが増す。
・パトリックテスト 弱陽性。(股関節の障害があるかどうかのテスト)
・トーマステスト 弱陽性。(股関節の屈曲拘縮があるかどうかのテスト)

■既往歴
・子どもの頃に虫垂炎による腹膜炎を起こした。

■東洋医学的所見
・食欲は普通。食べる量も普通。
・小便・大便共に特に特記する点はない。
・睡眠も良く寝すぎるくらい良い。
・尺膚は少しざらついている感があるが特に異常はない。
・嗜好物は特になく、バランスよく食べている。
・腹診:鼠蹊部に抵抗あり。右脇下硬。左天枢と建里穴に硬結あり。
・脈診:細弦

■証
・肝虚証

■治療内容
・右三間・建里・天枢に切皮置鍼。
・陰谷・曲泉・太谿・太衝・豊隆・大敦・陰包・手五里・手三里・温溜・上廉・肝兪・脾兪・腎兪・志室に接触鍼。
・膀胱兪・環跳・L5の棘突起の外1.5寸に2寸の3番で約3cm直刺。
・陽陵泉・陽交・絶骨に接触鍼。
・志室・環跳・L5の棘突起の外1.5寸 以上の部位に8分灸を1から2個すえる。
・鼠蹊部の痛みがある処に接触鍼。
以上で初回の治療を終える。

■治療の経過
・第2回目 △日から3日後
 鼠蹊部の痛みはなくなった。右大腿外側部にまだ痛みがあるので右風市穴を確認すると硬結がある。
 治療方法は前回に右風市周辺に散鍼を加えて終了。
・第3回目 △日から7日後
 右大腿外側の痛みはなくなっている。ただ臀部(右環跳・右承扶・右会陽)がだるい。パトリックテスト陰性。志室穴に硬結が強い。
 治療方法は肝虚証で前回の治療に右大腿(胃経上)の硬結に接触鍼を加えて終了。
終了後に予約を取る際に、本人からあとはゴルフをして痛みが出るかどうかだと言い、1,2週間様子をみたいということでした。

■考察
股関節痛と言っても今回の症例では、さほど股関節の動きが悪くなかったので、数回を続けたことで、目に見えて症状の改善が見られた。結果的に診断・治療内容共に問題なくできたと考えられます。
ただ問診の取り方が悪いためなのか嗜好品がきちんと確認できなかったため、上手に聞き出せるように工夫が必要だと考えています。

■その他
・股関節の鍼灸治療法の説明はこちら

名古屋市(特に名東区・千種区・守山区)で股関節痛で悩んでいる方、症例をみて検討してみてください。
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