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2016年08月30日 [鍼灸療法]

耳鳴りに対する鍼灸

耳鳴り

名古屋市守山区のにこにこコラムでは「耳鳴り」について書いていきます。

■はじめに
耳鳴りは中年以降に多く発症する症状の1つです。
耳鳴りといっても症状の程度が違うのも大きな特徴になります。例えば「キーン」と金属音みたいな耳鳴り。または「ジー」としたセミの鳴き声みたいな低音な耳鳴りなどがあげられます。
耳鳴りは現代医学では治りにくい症状ですが、鍼灸・漢方でも安易に耳鳴りが良くなるとは言い切れないのが現状です。
では「耳鳴り」を東洋医学ではどう見るかみてみましょう。

■東洋医学ではどう考えるか?
耳鳴りは「黄帝内経」という現存する最古の鍼灸の専門書になりますが、その文献の中にも触れられています。例えば「腎は耳に開竅する(腎は耳につながる)」と言って腎の働きが悪くなると耳鳴りが起こりやすい。
また耳に関係する経絡は「陽明経・太陽経・少陽経」に関係があると考えられています。これらの経絡に外邪が入りこむ、または栄養物が不足して栄養が与えられないと耳鳴りが起こると古典では考えていますが、経絡治療では以下のように考えます。

■東洋医学的原因
○肝虚証
 潔癖症で何事でもきちんとこなさないと気が済まないタイプに多い。この場合に起こる耳鳴りは肩こりを改善すると耳鳴りも改善しやすいという特徴があります。
○脾虚肝実熱証
 中耳炎後に起こる耳鳴りがこの証には多い。
○肝実証
 突発性難聴の症状の1つ耳鳴りに多いのがこの証となります。
○腎虚証
 過労が原因となることが多い。

■原因別鍼灸処方例
○肝虚証
曲泉・陰谷・太谿・太衝・郄門・耳門・角孫など適宜使用する。
○脾虚肝実熱証
労宮・大陵・大都・太白・外関・臨泣・聴宮・下関・行間などを適宜使用する。
○肝実証
大陵・太白・行間・期門・中脘・上関・完骨・風池などを適宜使用する。
○腎虚証
経渠・復溜・小海・郄門・神道・風池・風府などを適宜使用する。

■施術のポイント
○原因に対しての施術を行う。そうすることで全身の血行が促進して老廃物の排出を促すので結果症状が軽減されやすくなります。
○耳周辺のツボには刺激が多くなり過ぎないように気を付けなくてはいけない。何故なら却って耳鳴りが悪化するケースもあるからです。

■施術の目安など
○耳鳴りの改善は個々の体質や体調により大きく異なります。定期的に通院して頂き徐々に改善していきましょう。
○急な聴力の低下と耳鳴りは必ず病院へ行ってください。突発性難聴が考えられ、病院での早期の治療が治癒の近道になります。

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