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2020年02月04日 [症例検討]

「鍼灸は様々な痛みに効果が期待できる」今回は頭痛の症例編1(後頭部・顎)

頭痛
本日もようこそ、当院のコラムへ。
今回は頭の痛みの症例を挙げていきます。

■初検
・2019年○月中旬。
■主訴
・頭の痛み(顎・後頭部(項のあたり)。
■年齢
・55歳
■性別
・女性
■現病歴
30年ほど前に結婚した後から症状が出てきた。悪化する要因として@睡眠不足A疲労があるとのこと。
患者様本人曰く、「私には鍼治療が合う」と思うからホームページよりお問い合わせ頂き、施術に至る。
■既往歴
・2010年頃に高血圧(ひどい時は最高血圧が200以上。最低血圧が100以上)
・1995年頃に顎関節症
・1989年頃に「不眠」と「うつ」
■薬の状況
・精神安定剤・睡眠剤・コレステロール・降圧剤・痛み止めを服用中。
脈診
■東洋医学的所見
・食欲はある。調子が良い時食べれるが調子が悪いと食べられない。
・小便は1日6回程度。量・色とも普通。
・大便は柔らかい
・睡眠は不眠で途中で目が覚めてしまう。
・尺膚:ふにゃふにゃ。
・腹診:心下部に抵抗。下腹部に硬結(筋肉のコリ)がたくさんある。
・脈診:左全体が無力。ただし左の寸口のみ浮いている。
■証
・腎虚証
刺鍼ちゅう
■施術方針
・腎臓の働きを良くする。そして心臓と肝臓のツボを使い腎臓の働きのバランスを取る。
■施術経過
・初検後10日間で施術3回行った所、痛みの程度が随分変化してきた。
・初検後20日間で4回目の施術。頭痛と嘔吐があり、食欲が落ちる。脈診すると右の関上が無力でしたので「脾虚証」に変更。施術中にもともときちんとしないと気が済まない性分で、きちんとできると体調が良いと言われるのでこの患者様の体質は肝虚証の体質だと判明。
・初検後25日間で5回目の施術。前回の施術後から食欲は戻った。項にコリがある。脈を診ると右関上が無力なので引き続き脾虚で行う。施術後左関上が力が弱くなってきたので、この患者様の体質に戻ったことを確認して次回様子を見ることにする。
考察
■考察
・初検時、脈を診て精神的に滅入ってしまっている身体状況でしたので、気持ちを強くするための施術(腎虚証)した。その後順調に改善されていると思ったが、4回目の施術で何か間違っているかもしれないと思った。よくよく聞いてみるともともとの性分がきちんとしないと気がすなないタイプと言い出したのでこれは明らかに施術方針が間違っていることに気づいて、修正したところ効果が出てきた症例です。
このように初めの証(診断)が施術中に変わることがよくあります。ですから注意深く患者様を診ることが大事になります。今回はまさしくそのような症例だったと思います。


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