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2018年10月16日 [症例検討]

子供の情緒不安定

■この記事の筆者は当院の院長です。 院長の事ならこちらへ。更新日:2020年7月17日
情緒不安
今回のコラムは鍼灸治療の症例(子供の情緒不安定)を挙げます。
【 症例1 女性 9歳 】
■予診票からの患者様の情報
情緒不安定(マイナス思考な傾向が強い)。初検日より2か月前に父親の仕事の都合で名古屋に転勤してきた。転校して学校にも行ってはいるが、初検日より1週間前頃から精神的に不安定な状態になってきた。そこで当院の看板をみてホームページで確認した後、来院された。情緒不安定が原因か左耳の難聴もあるとのこと。(なお難聴は病院で検査を受けるも原因は特定できなかったそうです。)過去に患った病気は特にはありません。
脈診
■東洋医学の観点からみた患者様の状態
食事については食欲は普通にあるが食べる量はいつもよりは少ない。小便は1日3回以上で夜中トイレに起きることはない。大便は2,3日に1回で便の状態は硬くもなく柔らかくもない。睡眠は寝つきが悪く寝起きが悪いとのこと。お腹の状態は左天枢に硬結がある。脈診は数(速い)。以上よりこの患者様の身体はストレスにより肺の働きが低下したが起こり気の流れが阻害され心の病(情緒不安定)の状態になったと判断しました。
■治療方針と治療経過について
治療方針は小児鍼・てい鍼を用いて肺の気を補い、気の循環を良くする。そうすることで心の病(情緒不安定)が改善されると考えました。
治療経過は通算2回目の施術(初検日より3日後)には元気いっぱいで来院、1回目と同様の施術をしました。通算3回目の施術(初検日より4日後)には昨日、ネガティブなことは言わなかった。難聴もあるけど、お子さん自身が小さい声でしゃべっていたので、もしかしたら改善されている可能性も出てきたとのこと。通算4回目の施術(初検日より5日後)には症状が安定している。京都に旅行に行くと聞いた。通算5回目の施術(初検日より9日後)には京都に行って楽しかったと聞いた。表情は良くなってきました。

通算6回目の施術(初検日より11日後)には視力検査で視力低下がありショックを受けるが、施術すると気持ちがいいと言われました。通算7回目の施術(初検日より13日後)には母親より情緒不安定はだいぶ良い感じになってきた。寝つきと寝起きが悪いのが気になるとのこと。通算8回目の施術(初検日より16日後)には聴力検査を受けたが前回より数値が悪化しているとのことを医師より言われたが、結果は悪いけどそんな感じには見えないとの事を言われたとのこと。

通算9回目〜14回目の施術(初検日より28日後)には耳の治療を中心に行う。検査をしてみないと良いか分からないが、見た目は良好でした。通算15回目の施術(初検日より31日後)には耳鼻科に診察を受けた。聴力が前回よりも改善しているとの事。継続していきましょうと母親に呼びかける。通算23回目の施術(初検日より55日後)には状態も安定している。通算28回目の施術(初検日より71日後)までにが頭痛・腰痛・足の痛みなど身体症状を訴えることが良くあるそしてよくよく話を聞くと性格的に相当の頑張り屋さんで一直線な子。小学3年生の女の子なので人間関係の悩みもあるのかもと考えられる。

その後1か月間施術を不安を取り除くために治療だけでなく傾聴を重視するようにしたところ、お子様の精神状態がだいぶ良くなってきたので、一度様子をみて頂き、また様子がおかしいと思った際にはすぐに診せて頂くことをお約束して頂き治療を終了としました。
考察
■考察
親の仕事の都合で慣れ親しんだ場所から引っ越してきたのはいいのだが、お子さん自身は相当の我慢をしているのだろうと想像できる。
そういった我慢が症状として現れていると考えます。時間が解決してくれる事象ですが、まだ小さい子供さんなのでそうは言っても難しいと思います。こういった現状では根本的な解決は難しいので、気持ちよい施術を心掛け、心身が強くなるように持っていくしかないと考えます。


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