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2017年04月21日 [症例検討]

疳の虫に対する鍼灸 (症例)

疳の虫
本日も当院のコラムへようこそ。
今回は子供のかんの虫を症例として挙げてみます。

■初検日
2016年●月△日
■年齢 
・1歳
■性別
・男
■主訴
・突然キーキー言う。夜泣きがひどい。大声を出す。じっとしていられない。
■初回来院時の様子
・表情は穏やかではなく、情緒不安定な感じがあり、「おそらく疳の虫だろう」と想定できるくらいでした。施術者に対する恐怖もしくは不安感があり、親にべったりしていた。

脈診

■施術方針
・子どもに興味をもつもの(ミニカー)を渡して、とにかく泣かせないようにする。
・鍼は小児はりを用いて、小児はりが肌に触れるか触れないくらいの軽い刺激で短い時間(5分程度)で終わらせる。
■施術部位
・腕、足、頭、背中、お腹を小児はりをするが、やる順番にはこだわらず、患者様本人がやらせてくれるところから施術するスタイルで進める。
■施術直後
・表情がおだやかになり、帰宅際にはバイバイと手を振ってくれた。
■今後の施術方針
・施術効果を得るためにも3日続けて欲しい。しかしながら家族様の都合で難しいという事で週1回で了承を得た。

■2回目〜6回目の様子
△日から1週間〜6週間経過後、キーキーすることも減ってきて落ち着いている。表情もにこやか。DVDプレーヤーへ自ら行くようになる。
■7回目〜22回目の様子
△日から7週間〜22週間経過後、家族様から「言葉が少しでるようになった。」と言われた。疳の虫も安定してきている。この頃になると子供の成長についての相談が出てきた。
■23回目〜33回目の様子
△日から23週間〜33週間経過後、イヤイヤ期に入ってきた。単語が以前よりも多くなり、会話をして少し意思疎通が図れるかな、といった状態です。
現在も継続施術中です。
*追記
・34週間後の経過以降は、少しずつですが、お子様も成長されていくのが分かりました。(例えば言葉の数が増えたり、僕の言い分も少しですが分かってきたことが挙げられます。)初検から約1年半経過した頃に親御さんから以前に比べてすいぶん成長したのを感じます。1度鍼を中止して今後は行政の支援で成長を見守りたいという旨のことを言われたので、略治としました。

考察

■考察
主訴を良くするのは鍼をするのも大事ですが、親の更なる愛情が必要になってきます。そうすると親さんの中には「きちんとやっている。」と答える方が見えますが、子供が親に求める愛情は無限大です。できる限り愛情を注いであげると今回の症例みたいな施術効果が得られる可能性は高いです。

実際、定期的に1年以上施術を行うことで保護者の方に良い評価をいただいております。ただ唯一気がかりなのは、行政の支援(発達障害)で子供の成長をみていくということです。子供は周りの子供の影響を受けやすいものです。ですから、周りの子が普通にできる環境下で一緒に生活したほうがより一層の成長が見込まれると思います。元気で過ごされているといいなと思います。

以上になります。検討材料にしてください。


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