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2019年08月06日 [症例検討]

顔面神経麻痺後遺症 症例1

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。更新日:2020年7月28日
顔面神経麻痺
今回は鍼灸治療による「顔面神経麻痺後遺症」の症例です。
【 症例1 49歳 女性  】 
■予診票からの身体状況
初検日より2年前くらいに顔面神経麻痺になり、病院でステロイド点滴を行った後に、自分で口を動かして下さいと言われで行うも顔の引きつり感はなかなか取れず、何とかならないものかと当院へ来院されました。過去に患った病気は特にはありません。デスクワークなどで疲れた時に症状が悪化するとの事ですが、僕から見た感じでは引きつり感は分からないくらいですが、本人は非常に気になるとのことでした。
脈診
■東洋医学の考え方から診た身体状況
食についてですが、食欲や食べる量については普段通り変化はないとのこと。尿については、回数は1日7回程度で尿量や尿の色については特に異常ありません。大便については1日1回あり、便の状態も硬くもなく柔らかくもなくコロコロでもなく特に問題はありません。睡眠については普通に眠れて夢を見たり目が覚めたり寝つきが悪かったりすることはないとのこと。お腹の状態は肋骨弓下に力がなく、右鼠径部には抵抗感があります。前腕内側(尺膚)は引きつりと硬さの両方あります。脈診は少し細い。左右の寸口がやや力強く打っている以上からこの患者様の身体は肝臓の働きが低下したことにより顔の筋に栄養が十分に与えられないために発症した状態と判断しました。
■治療方針と治療経過について
治療方針は肝臓の働きを良くすることが1点であとは顔の血液の循環を良くして顔面神経麻痺後遺症を改善させることになります。治療後の説明で現在の身体の身体状況から判断すると週2回以上の施術で3か月程度施術をされた方が改善する可能性は高いと説明しました。
治療経過は治療後の説明では正直患者様が納得された様子は感じられませんでしたが、ご家族に一度相談して頂いてもOKです。また連絡を待っていますと声をかけて帰宅されましたが、初回以降は患者様からの連絡もなく、当院からハガキ・手紙などを送っても反応がないため、治療経過の判断ができませんでした。
考察
■考察
今回のケースは施術方法に不満があったのではないかと考えています。どうしてかと言うと、施術中に鍼を刺しているのか、灸も熱くないけど本当にしているのかなど言っていたからです。どうやら鍼灸の刺激(痛いもしくは熱い)がないとやってもらった感覚が得られない患者様だからだと推測できましたし、もう一つの理由は試しにやってみようという気持ちだったのかもしれませんが、後遺症という病名を頂いている以上は1回や2回の施術で患者様が実感できるほど症状の改善は難しいので、本気で良くしたいと考えている方でないと費用的に高い物になってしまいますので、顔面神経麻痺の後遺症で鍼灸治療を検討されている方はよく考えて頂いた上で覚悟ができてからが治療を受けるのが良いと考えます。なお判断材料がないと何ともならないので、当院のホームページで施術方針をしっかりと読んで頂けるような構成を練っていく必要があると考えます。


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