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2016年06月07日 [症例検討]

肩の痛みに対する鍼灸(症例2)

肩の痛み
今日の名古屋市守山区のにこにこ鍼灸のコラムは症例です。
では以下に挙げてみます。

年齢69歳 男性
■主訴
・右の肩内陵(ツボの名前)周辺にだるさと痛み
■現病歴
・1か月前に膀胱がんの手術を受けてしばらくして痛みだるさが発生した。しびれはない。安静時痛なし。側頚部を触診すると硬い。
■既往歴
・糖尿病・高脂血症・膀胱がん
■東洋医学的診察
○食欲あり。量も食べれる
○尿特記事項無し
○大便現在はふつう。以前は柔らかかったり・硬かったりした。
○睡眠特記事項無し○尺膚(前腕の内側部の皮膚のこと。)ややふにゃふにゃ。
○脈診滑
○腹診力が入ってしまい判断できず。
■証
脾虚証
■治療内容
○鍼中脘・天枢・右雲門・三間は置鍼。大陵・労宮・太白・商丘・魚際・陽池・豊隆・条口・至陰・扶突・天窓・缺盆に接触鍼。○灸右雲門2壮・肩内陵3壮
○鍼肝兪〜脾兪・大椎〜身柱の外0.5寸に接触鍼足の三焦経に接触鍼○皮内鍼肩ぐうに1本。
■治療後の経過
週2回を2週間治療後にはほぼ痛みが取れていた。その後は週1回に変更するも痛みはほとんど感じない。ゴルフも安心してできるようになってきました。現在も継続中。
■考察
・脈だけで判断すれば肝虚証。しかし○運動制限はないが痛む。○大便の状態が良くない。○尺膚がややふにゃふにゃ。3つの症状は脾虚証に関係が深いという判断から脾虚証で治療しました。結果回数を積み重ねることに脈の状態が落ち着いてきました。(初めは滑脈だったのが現在は少しだけ滑脈)そして痛みも軽減されたのを考慮すると診断は正しかったと思います。ただ五味(どんな味が好きかを確かめる事項)を確認しなかったのでより正確で確実な診断ができなかったのではないかと考えます。以後は五味も確認しようと思います。

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