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2019年09月03日 [症例検討]

股関節痛の症例3

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
股関節
・本日もようこそ、当院のコラムへ。
 今回は、股関節の痛みの症例です。

■初検日
2019年5月□日
■性別
男性
■年齢
47歳
■主訴
左足の付け根と腰の痛み。
■現病歴
1か月前くらいから痛む。あぐらをかく時に痛む。外旋時に痛み。股関節をお腹につけようとすると痛む。長い間座っていると痛みが出てくる。
■既往歴
特になし
■随伴症状
肩や背中のコリがある。咳が少し出る、風邪気味かもしれない。
脈診
■東洋医学的所見
・食欲は普通で食べる量も普通
・小便は1日5回程度。色はやや透明。
・大便は柔らかい。
・睡眠は目が覚めやすく、夢をよく見る。
・腹診は天枢に硬結。大巨に硬結
・尺膚は引きつり感とふにゃふにゃ感の両方ある。
・脈診は全体にやや緩。左右寸口が有力。
■証
肝虚証
■施術方針
肝臓の働きを良くする。肺と脾の働きの調和をする。
刺鍼中
■施術経過
1週間に1度程度のペースで通院。
2回目の施術効果がいまいちだったので、再度見直し。脈診で左右の寸口が有力のため、風邪の症状が、股関節に悪さしていると考え、「肺の働きを良くする方法」に変更。
その後、4回目の施術に見えた際には症状(左太ももの痛み)が変化。それからは再度「肝臓の働きを良くする」施術に変更。さらに4回の施術(初検より8日目)をしたところ、「衝門穴と箕門穴の間に痛み」と「居髎穴周辺の痛み」になり、患者様には初めに比べると良くなってきたと感想を頂いた。
まだ股関節の痛みが残っているので継続して治療して症状を悪化させないようにしていきましょうとアドバイスする。
*追記
2019年12月現在。
5回目以降週1回もしくは週2回のペースで施術を受けて頂いた所、股関節の痛みは随分低下してきました。その変わり以前痛めた部位(右の肋骨の間)が疲れると痛むというので、恐らく右の肋間神経痛など推測して施術開始。ただ患者様には随分前に痛められた部位のため時間はかかりますと説明し納得して頂き施術を継続しています。
考察
■考察
股関節の痛みを取るには時間がかかります。何故かと言うと、股関節周辺の筋肉は皮膚表面からだいぶ身体の深部にあるからです。身体の深部にいけばいくほど、原因も複雑になるので、より一層の時間がかかってしまいますが、この患者様のケースでは、僕が思った以上に効果が出ているケースになります。僕の予想では20回の施術は最低必要と考えていたからです。

まだ完全に症状が楽になったわけではないので、もう少し回数を重ねていけば良くなる可能性は高くなると思います。ただ負担がかかればまた痛くなる可能性が高いので予防が必要になると考えています。
*追記に対する考察。
当初の予定通りに回復された症例です。ただ施術法を少し変えています。どのように変えたかというと、腰に刺鍼する鍼(鍼を短い鍼→やや長い鍼)を用いて考えられる原因の筋肉に直接刺入するふうにした。それが功を奏いたと考えています。浅い鍼だともっと時間はかかったと思います。*ただし長い鍼を使って施術する際に、メリット・デメリットの説明をし、理解して頂いた上、口頭で了承を頂きました。


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