名古屋で鍼灸に関する知識を発信する-にこにこコラム | 鍼灸なら名古屋市守山区の<にこにこ鍼灸治療院>

にこにこ鍼灸治療院
  • トップページ
052-793-6211
にこにこ鍼灸治療院
ブログ
2019年09月03日 [症例検討]

股関節痛の症例3

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
股関節
今回は、股関節の痛みの症例です。
【 症例3 男性 47歳 】
■予診票からの患者様の情報
最も辛い症状は左足の付け根と腰の痛みがある。この症状が出始めたのは1か月前くらいで、痛みが出る動作として「あぐらをかく時」・「大腿を外旋する時」・「股関節をお腹につけようとする」・「長い間座っている」の以上4つがあります。この他に肩や背中のコリが気になる。咳が少し出て、ひょっとしたら風邪気味かもしれないとのこと。過去に大きな病気をされたことはありません。
脈診
■東洋医学の観点からみた患者様の状態
食事については食欲は普通で食べる量も普通とのこと。小便は1日5回程度で色はやや透明で量は普通とのこと。大便は柔らかいとのこと。睡眠状況は目が覚めやすく夢をよく見るとのこと。お腹の状態は天枢穴と大巨穴に硬結があり、脈診は全体にやや緩で左右寸口が有力である。前腕内側(尺膚)は引きつり感とふにゃふにゃ感の両方ある状態。以上からこの患者様の状態は肝臓の働きが低下したことにより股関節周辺の靭帯・腱などに疲労がたまり痛みが出たと推測しました。
■治療方針と治療経過について
治療方針として肝臓の働きを良くして患部の血行を促進することにしました。施術は週1回は最低通院して頂いた方が良いと説明しました。
治療経過は2回目の施術時に効果がいまいちだったので風邪をひいた影響で痛みが悪化しているのではないかと推測し肺虚証に変更したところ4回目の施術には症状の改善が見られました。5回目以降は肝虚証に変更し30回目の施術には股関節の痛みは随分低下してきました。その変わり以前痛めた部位(右の肋骨の間)が疲れると痛むというので、恐らく右の肋間神経痛など推測して施術開始。ただ患者様には随分前に痛められた部位のため時間はかかりますと説明し納得して頂き施術を継続しています。それからさらに10回施術を受けられたら右肋骨間の痛みも随分良くなったとのこと。それから数回施術を受けたあと新型コロナの影響などもあり通院されることがなくなり、当院からハガキなどで連絡を取るも返答がないため治療は終了としました。
考察
■考察
股関節の痛みを取るには時間がかかります。何故かと言うと、股関節周辺の筋肉は皮膚表面からだいぶ身体の深部にあるからです。身体の深部にいけばいくほど、原因も複雑になるので、より一層の時間がかかってしまいます。鍼の刺激に慣れている患者様であればもう少し早く改善されていた可能性は高いですが、この患者様からはいきなり深く鍼を刺すことには抵抗があったため、鍼を少しずつ深くするような施術をしましたのでこのような結果になってしまったと思います。


ご予約・お問い合わせはこちらから

PageTop