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2020年12月15日 [症例検討]

めまいへの鍼灸治療(症例3)

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
めまい
今回の症例は「めまい」の鍼灸治療の症例を挙げます。
【 症例 男性 57歳 】
■予診票からの患者様の情報
めまいと首コリがある。めまいは約1週間前から発症・首コリは約1か月前から発症で耳鼻科・脳神経外科へ受診するも異常はないが、首を動かすとめまいが起こるとの事。過去に患った病気は「高血圧・高尿酸血症・高コレステロール血症・大腸ポリープ」があります。過去に鍼の経験はあるが灸の経験はないとのこと。
鍼治療
■東洋医学の観点からみた患者様の状態
食事の状況を確認すると朝は食欲はなく夜は食欲が出るとのことですが、食べる量は調子が良い時には多く食べ調子が悪いと食べる量も減るとの事。尿の回数は1日7回程度で尿量は普通で色は濃く、夜中にトイレに起きることはない。大便は1日1回はあるが便が硬かったり柔らかかったりするとのこと。睡眠は1日6・7時間は寝るが睡眠の質は良くないとのこと。お腹の状態は左右の脇に抵抗が感じられる。小腹不仁が認められ、中脘周辺に抵抗がある。脈診はやや細く右関上がやや細く、左関上は沈で細い。前腕内側(尺膚)はふにゃふにゃして力ない状態でした。以上によりこの患者様の身体の状況は肝虚証(血の不足)により頭部に栄養を与えられなかったためにめまいを起こしたと判断しました。
■治療方針と治療経過について
治療方針は@肝臓の働きを良くすること。A頚肩のコリを取り血行促進をすること。以上になります。
治療経過は初検時の施術でめまいはすっかり取れたとのこと、2回目以降に施術時には腰痛が気になるとのことだったので、腰痛の状態を聞くと長い間立っていると痛む・つかれた時に重い感じがある・しばらく歩くと腰が痛むなど様々な原因があるとのことでした。腰痛治療では脾虚で瘀血が原因だと考え、約10日に1度のペースで腰痛の施術を5回行うと、長い間立っていると痛む・つかれた時に重い感じがあるという症状は良くなったが、しばらく歩くと痛みがあるは不変でした。次回も経過を観察していきます。
考察
【 考察 】
1回の施術で完全にめまいが取れるということはまずないので正直施術した僕が驚きました。どうしてかと分析してみるとめまい自体は肝虚証が多いのですが、この方は脾虚(胃腸の働きの低下)が根底にあったので、肝臓の働きを良くする前に実は脾虚証で胃腸の働きを高め、気血を増やすことをしたのです。そうすることで気血が肝臓に送られることで肝臓が正常に働くことができたのでめまいが落ち着いたと考えました。腰痛は診断は間違えていないと考えますが、腰周辺の筋肉自体に疲労が原因ではなく骨自体(現代医学でいう脊柱管狭窄症)にあると考えられます。東洋医学では邪気(老廃物)が筋肉と骨にある場合の治療経過について述べられています。それによると、骨は筋肉より深い場所にあるので、鍼で取り除きにくいのです。ですから、この腰痛はひどい状態かと考えられ、治療経過も良くないかもしれません。



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