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2021年02月02日 [症例検討]

【 症例 】 狭心症の影響による左胸から左腕にかけての痺れ

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
胸が苦しい
今回の症例は「狭心症の影響による左胸から左上肢にかけてのしびれ」の鍼灸治療の症例を挙げます。
【 症例 男性 56歳 】
■予診票からの患者様の情報
約1年位前から左胸にボーンとした違和感や締め付けられ感があり、さらに左上肢のしびれもあるのが気になるとのこと。もともと身体は健康で病気になることはほとんどなかったと言って見えましたが、1年ほど前に狭心症になってしまったとのこと。心臓の血管の状態は7割詰まっていて重症とのことですが、通院時は胸が締め付けられる感じや痺れの症状はほとんどありませんでした。鍼ははじめてとのこと。なおこの患者は、この患者様の妻が当院に通院して、夫の身体のことが心配で相談があり、一度診てみますということで来院された方になります。
灸治療
■東洋医学の観点からみた患者様の状態
食事について食欲はあり、普段通り量も食べているとのこと。尿の回数は1日7回程度で尿量・色共に普通。夜中に1回のトイレは起きるとのこと。大便は2日に1回で硬くもなく柔らかくもないが薬を飲まないと出ないとのこと。睡眠は1日8時間でたまに眠った気にならないとのこと。お腹の状態は右脇下硬・中脘穴周辺に抵抗・下腹部(胃経上)に硬結が認められます。脈診は全体に緩(ゆったりした脈)で左関上が無力です。前腕内側(尺膚)の状態は引きつっている状態です。以上よりこの患者様の身体状況は肝虚証で心熱と瘀血があるために左胸から左上肢にかけて痺れが出ている状況と判断しました。
■治療方針と治療経過について
治療方針は肝臓の働きを良くして心熱を冷まし、瘀血を取り除くことが大きなポイントです。そして患部(胸から腕)に対して鍼灸を施し血行促進を目指す。
治療経過については施術後説明するも効果がすぐに実感できたわけではなく施術者に対して不信感が多少感じられたので予約を進めることはしませんでしたが、後日妻が通院した時に「治療をうけたせいか、何等か気持ちの変化が出たのかよく分からないが、元気が出てきた」と言って見えました。
考察
■考察 
身体状況を診させて頂いた限り、当日の状態ではぱっと診てそこまでひどい状態ではないと判断しましたが、唯一気になったのは、目に力がなかったことです。これは東洋医学で言う「神」がない状態で経過があまり良くない状態に当たります。ですから患者様に施術後説明はするも、すぐに治療効果が実感できなかったこともあり、納得された様子は伺えませんでした。(そもそも神がない状態(体力がない状態)ですので、すぐに治療効果が実感できるわけはないです。)
このようなケースでは定期的な施術をすることで徐々に体調を良くしていくしかありませんが、患者様本人が納得されない限りは予約を取り付けることはできないので1回だけの施術になってしまいました。

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