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2018年08月07日 [症例検討]

喉の詰まり感1

喉の詰まり感
今回のテーマは鍼灸治療の症例(喉の詰まり感)です。
【 症例1 】 52歳 女性
■予診票からの患者様の情報
3年以上前から喉の詰まり感がある。15時以降に腸が腸が張ってくると夕方に喉の詰まり感が現れるといった感じで症状が出るとのこと。喉の詰まり感の改善の為、ドラックストアで半夏厚朴湯を購入して服用している。過去数年前に更年期障害を患った。
脈診
■東洋医学の観点からみた患者様の状態
食事については食欲は普通で食べる量も普通。小便1日10回以上で量は少ない。夜中にトイレに1回は起きる程度。便秘をしていて、睡眠については2・3時間寝ると目が覚めてしまう。お腹の状態はは心か満・小腹不仁を伴う。脈の状態は全体に細く、左の脈は細革。尺膚(前腕の内側)が全体に硬い。以上からこの患者様の身体は腎虚証が原因により生じた痰が喉に滞った為に喉の詰まり感が起こっていると推測した。
■治療方針と治療経過について
治療方針は腎臓の働きを良くして腎経が流れている喉の部位に滞っている痰を取り除く。2・3回の施術では完治することはないので、週1回もしくは週2回(施術回数にすると12回〜24回)で約3か月程度かかること。そして治療経過は確実に施術毎に良くなるわけではなく、改善されたり変わらなかったりする場合があり、長い目で見て頂く必要があること。以上の2点を理解して頂いた上で施術を開始した。
治療経過は特に変化はないと言われましたが、脈を診ると初診時よりは良くなっているので胃腸の張りを確認すると少し良くなったと言っているので初診時で言われたことを照らし合わせると良くなっているはずだから頑張って継続して下さいと説明したが、結局2回の施術を受けたあと体調が優れないので中止したいと電話があり、やむなく中止をした。
考察
■考察
施術後に良い兆しが見えているので診断・取穴については間違いはなかったと考えます。ただ症状改善の過程の仕方をもう少し具体的に説明して納得して頂ければ症状改善が望めたのではと思いますが、患者様自身が本気で治りたいのか疑問に感じた症例でした。喉のつまり感は各種検査で原因が不明な時は心の病になることが多いのです。実際この患者様もこの可能性は高い。

心の病は患者様が無意識のうちに良くなりたい反面良くなったら困る傾向に陥りやすいのです。何故かと言うと無意識のうちにストレスの逃げ道を喉が詰まるという身体症状に置き換えてしまっているからです。ですから喉のつまり感で悩んでいる方は完璧に治そうと考えるのではなく鍼灸治療、薬を上手に使い分け、身体の症状を改善して、上手く付き合っていくのが大事ですね。


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