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2015年09月18日 [症例検討]

おもらしに対する鍼灸(症例1)

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。
おもらし

おもらしの鍼灸治療の症例をあげます。


【 症例1 】 4歳 男の子
■予診票での身体状況
2歳頃よりおもらしを毎日1回から多い時で5回くらいしてしまう。トイレと言う頃にはすでにパンツが濡れてしまっている状況ですが、ズボンまで濡れてしまうことは多くないです。現病歴(初検時にかかっている病気)として中耳炎と皮膚疾患があります。中耳炎は耳鼻科で抗生物質を処方され服用している。皮膚疾患は病院で受診するも原因が分からない状況です。

脈診
■東洋医学での身体状況
食欲はあり、お通じも毎日あるが、小便は1日8回以上あります。お腹の状態はお子さんの割には全体的に硬く左脇下に抵抗感があります。脈はまだ4歳の為脈状の判断を正確にできないので診ていない。足の冷えは特にないが、皮膚がやや黒っぽいと感じることがあります。肩甲間部に産毛がたくさんあります。以上の所見からこの患者様の身体の状態は肝虚証に近い腎虚証と判断しました。

■施術方針と経過
施術方針は腎虚証の施術を行いますが、施術前に以下の点に注意をしました。1つ目は患者様やその家族は小児鍼についての治療を知らないので、小児鍼とは何かの説明と小児鍼を用いた治療のやり方の説明をして少しでも患者様の不安をあおることのないように注意しました。何故ならお子様が不安になると安心して通院できなくなるのが最もダメなパターンだからです。2つ目は施術時間。お子様は大人みたいに長い間じっとすることはできませんし、身体がまだ出来上がっていないということもあり大人みたいに刺激をたくさん与える必要もないので、手短に終わらせることを注意しました。3つ目は簡単な記録をつけてもらうことです。1回でも良くなったという結果は励みになると思いデータをつけて頂くことを患者様と約束して頂くことです。

施術経過は開始して1週間後初めておもらしをするのがなかった。しかし1か月経過治療開始1か月ぐらい経つ頃には失敗する回数が増えてしまった。それから1か月経過しますが、治療内容は若干の変化があるが、回数も全体的に減ってきています。少しずつですが、トイレに行きたくなったら保護者様に「トイレ」と声をかけて失敗もなくトイレで済ませるようになってきています。現在も治療継続中。
施術経過の追記事項として施術開始後4カ月は週1回のペースで行い、5か月目に入り良くなってきたので2週間に1度のペースで行い、6か月目に入り経過がさらに良いので1か月に1度のペースで行い、7か月目に入り症状を確認したところ、忘れたころに失敗する程度まで落ち着いたので保護者様と相談した所、子どもに自信が付いたと思うので様子をみてみたいという事で治療は終了としました。

考察
■考察
今回、施術者としては保護者様になるべく目に見える形で結果をみて頂こうと言う考えがあり、おもらしのした時間や回数などデータを取って頂いていましたが、保護者様がデータを取ること自体がストレスになってしまい、それでお子様にも悪影響出て症状が悪化してしまいました。
その後データをとることをやめて頂いた後は少しずつ落ち着いている。今後は治療方針をパターン化せず、保護者様・お子様のタイプに合わせて治療方針を組み立てるようにしていく。

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