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2016年12月29日 [症例検討]

リウマチに対する鍼灸 (症例1)

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。最終更新日 2020年6月29日
リウマチ
今回は「リウマチ」の鍼灸の症例を挙げてみようと思います。
リウマチは膠原病の1つで自己免疫疾患でもあります。なお線維筋痛症もリウマチ同様で自己免疫疾患の1つとして考えられていますので参考にして頂ければと思います。
【 症例 1 女性 45歳  】 
■予診票からの身体状況
関節の痛み(現在は右肩・左足首の痛みであちこち痛みが変わります。)この症状は8月初め頃から出始めて、病院で診察を受けた時に医師より「関節痛の原因はリウマチかな?」といった状態で明らかではありませんでした。しばらく様子をみていたのですが、急に関節が痛く、腫れ始めため再度病院にて検査を受けた所、リウマチという診断になったとの事です。現在、別の治療院で治療中なのですが、最近かかりつけの鍼灸院が改装中の為、休診中で肩の痛みがここ最近急に痛み始めたため、急遽ネットで調べて当院に施術を受けに来るようになったとのこと。過去に患った病気は特にありません。
脈診
■東洋医学の考え方から診た身体状況
食事については食欲は普通で食べる量は多い。尿は1日6回程度で夜間尿は1日2回未満。大便は便意があっての下痢をするとのこと。睡眠状況は痛みがあって眠れない。(大抵AM3時頃に痛みでほぼ毎日目が覚める。)お腹の状態は中脘穴周辺に抵抗・左右の脇下硬がある・鼠蹊部に抵抗がある。左の前腕内側(尺膚)はふにゃふにゃして右の前腕内側(尺膚)は引きつっている状態で脈診は左側で軟脈、右側は細いが左尺中はやや有力な状態です。嗜好品は甘いものが好きで、天気が悪いときやじめじめしている時は症状が悪化するとのこと。あと寒がりである。以上よりこの患者様の身体状態は何らかの原因で血の不足による肝臓の働きが低下したことにより患部が炎症を起こし痛みが出ている状態と判断しました。
刺鍼
■施術方針と施術経過
施術方針は脾胃の働きを良くして血を増やした上で肝臓の働きを改善するような治療と患部には鍼刺激が多くなりすぎないよう細心の注意を払い行うことにしました。
施術経過は初検日から12日後再度来院されたときには、右肩の痛みよりも左肩の痛みと両肘周辺・膝周りに違和感と症状が変わっていました。その後、1カ月くらい間があいてしまいましたが、その後は約週1回のペース(施術回数にして通算6回)で通院して頂けるようになった結果、一時期右肩に激しい痛みが生じるも、最近、比較的痛みも落ち着いてきています。(ただし、右肩を触るとまだ奥の方に熱があるので注意深く見ていく必要があります。)さらに週1回のペース(施術回数にして通算14回目)で初めて1週間肩の痛みが感じなかったと言われました。通算15回目以降は週1回のペースで約1年半続けた結果、悪かったり良くなったりを繰り返しながら、ようやくこの患者様の体質が分かるようになってきました。現在通院されて3年経過しますが、疲れがたまっている・風邪をひいて体調不良でない以外は2週間に1回のペースで何とか症状のコントロールが可能になってきましたが、体力回復までの治療はできてはいません。(体力回復までを考えると週1回以上の施術が必要になりますが、諸事情により患者様自身がそれを望んでいないので仕方がないです。)
考察
■考察
この患者様は根気よく通院された結果、2週間に1回のペースでリウマチのコントロールができる状態にまで持っていけれるようになってきました。どうしてコントロールができるようになったかというとこの患者様の体質が分かってきたからです。体質に合わせた治療を施すことで患者様の体質に戻せたことで症状が改善されたわけです。ただリウマチ自体が良くなったわけではないので定期的な施術は必要になります。



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