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2018年03月16日 [症例検討]

鍼灸による腰痛治療 症例2

名古屋市守山区のにこにこ鍼灸のコラムです。

今回は腰痛の症例をあげます。

初検日:2017年△月○日

■性別

女性

■年齢
80歳

■主訴
腰痛

■現病歴
△月の1か月前に痛み始めた。○日の5日前に整形外科に受診。医師よりレントゲンの結果「腰椎の4番と5番がずれている」と告げられた。悪化するのは歩いている時、立っている時に悪化する。ホームページをご覧になり、通院された。

■既往歴
結核、冠攣縮性心筋症、右ひざの痛み

■東洋医学の所見
・食欲はある。食べる量も普通。
・小便は1日8回以上。量は少ない。夜トイレに3回行く。
・大便は1日2回。
・睡眠は普通。
・尺膚は引きつっている感。
・腹診は左右の鼠蹊部に圧痛。左脇下硬。
・脈診は全体に弦脈

■証
・肝虚証

■鍼灸処方
・帯脈、維道、中脘に切皮置鍼。
・丘墟周辺と膝がい骨の内側周辺の痛みのある部位に灸を1個。
・接触鍼で太谿・太衝・三陰交・豊隆・血海・郄門・曲泉。
・灸で五枢(左)2・(右)1
・肝兪・帯脈・陽兪・環跳に切皮置鍼。
・腰部全体に散鍼。足の三焦経・腎経にも散鍼。
・灸:帯脈(R)2 (L) 1 ・ 風市(R)2のみ

■施術経過
・以上の施術で約3日間程度良かったとの事。しかししばらく時間が経つて来たら腰が再度痛くなったため、近隣の鍼灸院に通ったところ
施術が合わなかったみたいで2週間後に再度通院された。

2回目:○日から14日後。5分程度しか歩けない。歩行時前屈時で症状軽減だと言うのでこちらから「脊柱管狭窄証ではないか」と聞くと「そう」だと言っていた。施術内容は肝虚証で同様の施術を行う。

3回目:2回目から2日後。調子が良かったので頑張ったら痛くなってしまった。痛む部位が白環兪(お尻にあるツボ)周辺。
2日目の施術内容に痛む部位を追加。

4回目:3回目から3日後。腰眼穴(腰にあるツボ)に痛み。口内炎があり、脈状が脾虚証になっていたので脾虚証として施術。
施術内容は大陵・太白・三陰交・豊隆・条口・血海・郄門を接触鍼。帯脈・五枢に圧痛があるので帯脈・五枢に鍼と灸を施す。
その他は腰を押さえて痛む部位に鍼と灸をする。

5回目:4回目から1日後。調子良好。風市穴(太腿の外側にあるツボ)に押さえると痛む。
施術内容は風市穴に鍼灸を追加。その他は4回目と同様。

6回目:5回目から1日後。この日も良好。脈状が肺虚証だったので肺虚証に変更。腰・お腹の施術内容に変更はない。太白・太淵・三陰交・足三里・血海・労宮に接触鍼を行う。

7回目:6回目から2日後。調子良好。6日目と同様の内容で施術。
7回目終了後予約を取るも調子が良いのでしばらくお休みするとの事。7回目終了から2か月後にハガキで調子の有無を確認してみたら、
腰が痛くなってしまったとの事。8回目以降は週2回のペースで肺虚証で施術。徐々に症状が取れてきたので、現在は週1回程度のペースで継続中です。

■考察
歩く・立つことが悪化するのは肝と腎の働きが悪くなることで起きることがほとんど。そして脈診を取ると弦脈なのでこれも肝の働きが悪くなると起こります。皮膚の緊張しているのでこれも肝の働きが悪くなると起こります。食欲に異常があるわけでもないので、肝虚証で、間違いないと思います。実際肝虚証で施術すると効果があったわけですから。
調子が良く、一度施術期間が空いてしまっていますが、これはあまりお勧めできません。何故かというと、症状が改善されただけだからです。
日常生活を有意義に過ごすためにも定期的な通院をおススメしています。



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