名古屋で鍼灸に関する知識を発信する-にこにこコラム | 鍼灸なら名古屋市守山区の<にこにこ鍼灸治療院>

にこにこ鍼灸治療院
  • トップページ
052-793-6211
にこにこ鍼灸治療院

Blog

2019年09月06日 [鍼灸療法]

知らないあなた、損をします!鍼灸のちから|潰瘍性大腸炎編

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
腹痛
今回のテーマは潰瘍性大腸炎についてです。
■はじめに
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍ができる炎症性の病気で、国が指定している難病の1つです。僕自身、病院勤務時代にとある一人の患者様に鍼灸施術をさせて頂き、印象に残っている病名の1つになります。当時を思い出すと、この患者様は、病院治療(薬物治療)と鍼治療の併用で、症状が劇的に良くなったと言う感じは正直ありませんでしたが、悪くなることはなく小康状態を維持していました。難病と言われるこの病気でも鍼灸施術により生活の質の向上に貢献できるのではないかと考えています。では現代医学の視点と東洋医学の視点と両方から簡単に説明していきます。
医師の説明
■現代医学では・・・
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起こり、その粘膜がびらんや潰瘍が生じてしまう病気です。炎症の部位によって直腸炎型・左結腸炎型・右結腸炎型・全大腸炎型に分類されます。患者の数は平成25年現在医療受給者証及び登録者証交付の合計数で約17万人います。原因はまだはっきりしてはいませんが、免疫の異常によって発症するのではないかと近年では考えられています。
症状は血が混じった便・ねばねばした便(粘液便という)・下痢・腹痛などがあり症状が落ち着いたり悪化したりを繰り返します。重症になると発熱や頻脈など全身症状は出ることがあります。クローン病とは違い狭窄や膿を形成することはないので合併症を認めることはあまりありません。

検査は血液検査・便潜血検査・大腸カメラ・CT・カプセル内視鏡検査があり、身体状況を加味して総合的に病気の状態と治療経過の判断をしていきます。
治療法は薬物療法と手術療法の2つがあります。薬物療法では5−アミノサリチル酸製剤・ステロイドが中心で治療経過によっては免疫調整剤・生物学的製剤などをうまく調整し症状をコントロールします。次に手術療法ですが、これは薬物療法で症状が上手くコントロールできない場合・腸に穴があいた場合(穿孔)・大腸がんを併発して場合などに行います。

【 参考ページ 】
「潰瘍性大腸炎についてー慶応義塾大学炎症性腸疾患センター」より

鍼灸
■鍼灸では?
「潰瘍性大腸炎」という病名はありません。腹痛または下痢の分野に当てはまります。
< 原因 >
・内臓(主に肝・脾・腎・大腸)の働きが低下したことに気血水の過不足を調整できず、体内で発生した身体に不要な物質(湿邪・熱邪)が大腸に侵入すると症状が起こると考えます。
< 施術方針 >
・内臓(主に肝・脾・腎)の働きを良くして気血のバランスを整えて、体内で発生した身体に不要な物質の排出を促します。あと治療だけではダメなので東洋医学で考える養生のアドバイスをしてできる範囲で実践できるようにアドバイスをします。
< 治療経過など >
治療経過は個々の体力によって大きく異なりますが症状からみて考えられるのは大半の患者様は体力が落ちている状態の方がほとんどだと思います。ですので鍼灸治療を1回・2回行っただけでは難しいですが、定期的に鍼灸を続けることで、体力が有る程度戻ってくることで、腸の慢性炎症をコントロールできる可能性があり期待できます。それに加えてQOL(生活の質)を高めることも可能になることが多いです。
これも個人差がありますが、定期的に鍼灸を続けることで潰瘍性大腸炎をコントロールできる可能性も出てきます。コントロールができ症状が緩解してこれば 薬の減薬の可能性も出てきます。

ご予約・お問い合わせはこちらから

PageTop