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2017年12月22日 [鍼灸療法]

鍼灸による難病治療の可能性|線維筋痛症編

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
全身の痛み
今回のコラムは線維筋痛症についてです。痛みの症状になりますので鍼灸の適応症の1つと考えます。まずは線維筋痛症とはどんな病気なのかを説明したのちに鍼灸での考え方を説明していきます。
医師の説明
■現代医学の考え方
線維筋痛症とは3ヶ月以上の長期にわたって、身体のあちこちの広い範囲に痛みが出没し、身体の強いこわばりとともに、激しい疲労感、不眠、頭痛やうつ気分など多彩な症状を伴いますが、各種検査をしても特に異常は認められないので、線維筋痛症と診断されるのが遅くなります。原因は不明ですが、命に関わるような病気ではありませんが、日常生活に支障が出るケースがあります。発病比率は厚生労働省研究班の2003年の全国調査で、日本での線維筋痛症は男性が1人に対して女性は4.7人と女性に多い病気です。遺伝する病気では現段階ではないとのことです。

症状は身体の広い範囲に慢性的な痛みが持続するかもしくは断続的に起こります。痛みの程度は様々でひどい場合はナイフで切り裂かれたような痛みがあり、これらの痛みは日によって変わってきます。また天気の変化やストレスなどでも症状が悪化しやすいです。なお痛みだけでなく、精神障害や四肢にしびれ・めまい・耳鳴りなどの神経症状が出てくることもあります。

治療法
治療法は原因が特定できないために根治する方法がないのが現状です。神経障害性疼痛薬(リリカ)・抗うつ薬(サインバルタ(デユロキセチン)、トリプタノール(アミトリプチリン)・解熱鎮痛剤(カロナール)などが薬物療法の他、運動療法・心理療法(カウンセリング)・代替治療として鍼灸や漢方もありますが、科学的には実証されていませんので今後の研究が期待されます。

☆参照ページ
リウマチ情報センター 線維筋痛症のページ

刺鍼
■東洋医学(鍼灸)での考え方
線維筋痛症を東洋医学ではどう考えるかが大事になります。線維筋痛症という病名は東洋医学にはありません。ですが症状から考えると「痺証(ひしょう)」に当たると考えられます。痺証(ひしょう)とは風邪・寒邪・湿邪の3つが合体したものが経絡の流れを滞らせることにより気血の循環が悪くなり痛みが生じることです。激しい痛みは冷え(寒邪)が中心になって出てくる症状になります。痛みがあちこち変わるのは風邪が中心となって出てくる症状になります。天気が悪くなると痛みが悪化するのは湿邪が中心となって出てくる症状になります。そして痛みがひどい場合は心臓の働きが悪くなることにより起こると考えます。
■施術方針
ひきつりがひどいもしくはあちこち痛む場所が変わる場合は肝虚(肝臓の働きの低下)で肝臓の働きをよくすることが大事になります。痛みが激しい場合は寒邪に関係する腎臓の働きを良くします。天気が悪化すると症状が悪化する場合は湿邪に関係する脾の働きを良くします。患部に対しては患部の状態に応じて鍼灸を施していきます。以上のようにそれぞれの原因に対して施術を行うことで体内の老廃物の排出を促し、そして患部へのアプローチを行うことで症状を改善していき、症状が出にくいよう体調管理できることが期待できます。
■治療経過など
改善の目安は個々の体質・病状により異なります。定期的に鍼灸を施すことで症状の改善は期待できます。なお薬の併用して頂いても問題ありません。鍼によって「薬の副作用を減らす」・「薬を効きやすくする」ことも可能なので。そしてある程度改善して来たら、良い状態を維持するために定期的な施術をお勧めします。

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