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2020年09月29日 [鍼灸療法]

【 鍼灸療法 】 甲状腺機能低下症

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
身体が冷える
甲状腺機能亢進症の次は甲状腺機能低下症(橋本病)についてです。現代医学の考え方と鍼灸の考え方の2つをここで解説していきます。

現代医学ではこの病気は男性よりも女性が発生する人が多いです。(割合は男性:女性=1:20)原因は自己免疫疾患と考えられていますが、詳細はよく分かっていないです。現時点で分かっているのは自己免疫の異常により甲状腺に炎症が起き、甲状腺が腫れたり甲状腺の機能に異常が生じたりします。

症状は全身の新陳代謝が低下するので、皮膚を指で圧迫して離しても、元通りになってしまうむくみ・舌やのどの粘膜がむくれてしまうこともあり、それにより声が低くなりしゃべりにくくなる・皮膚がカサカサしてしまう・汗がでにくい・寒がり・食欲はないのに体重が増える・お腹がはり便秘になる・脈が遅くなる・やる気が出なくなる・月経過多や長く出血しやすくなる・筋力の低下や肩こりなどがあります。なお全身の代謝の低下により不妊・流産のリスクがあります。不妊・流産の治療の際は甲状腺の機能に注意を払ってください。

治療法
治療法は甲状腺のホルモンが不足している場合は適量の甲状腺ホルモン薬を服用して足りない分を補いますが、甲状腺ホルモンが足りている場合は治療薬は必要とはないです。治療中の注意点として内服薬については身体(特に心臓)の負担がかからないように、いきなり量を多めにするのではなく、少しずつ量を増やしていく形になります。
【 参考記事 】
伊藤病院 橋本病とは

刺鍼中
では次に鍼灸の考え方についてです。
原因はストレス・過労・生活習慣などにより内臓の働きが低下したことにより気血が不足することで起こります。気が不足すると全身の代謝が落ちるので寒がりやむくれやすくなる・脾胃の気が不足すると食欲不振・無気力・月経過多になりやすい・肺の気が不足すると汗が出にくくなるなどの症状が出てきます。そして血が不足すると皮膚に栄養が与えられないので皮膚がカサカサする・生理の量が減る・生理が遅くなる・立ち眩みが起きる・不妊や流産をしやすいなどの症状が出てきます。

施術方針は内臓(特に脾胃腎)の働きを良くすることです。そうすることで気血が補われます。気がほどよく補えると全身の代謝が上がりますので寒がり・食欲不振・無気力・むくれなどが解消されてきます。そして血がほどよく補えると皮膚に栄養がいきわたるので皮膚に艶がでてきます。以上に加えて首(甲状腺)に鍼刺激を与えることで甲状腺機能の働きの正常化を目指します。

施術経過は鍼灸で甲状腺機能低下が治るという大規模な科学的データはありませんが、定期的(最低週1回以上の施術)に施術を受けることで甲状腺機能低下に伴う症状に対しては効果が期待できます。


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