名古屋で鍼灸に関する知識を発信する-にこにこコラム | 鍼灸なら名古屋市守山区の<にこにこ鍼灸治療院>

にこにこ鍼灸治療院
  • トップページ
052-793-6211
にこにこ鍼灸治療院

Blog

2015年08月25日 [鍼灸療法]

知らないあなたは損!|えっ、鍼灸でめまいを改善方法とは

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。2021年7月24日更新。
めまい
めまいと一言で言っても様々な状態があり、そして様々な原因があります。様々な原因があれば、様々なアプローチ法があります。めまいは一度起きてしまうと「再発しないか」・「再発したらどうしよう」と不安になる人が多いです。めまいに対して正しい知識を持って対処できれば、めまいに対しての不安が取り除けるのではないかと思います。そこで現代医学の考え方と東洋医学(鍼灸)の考え方をそれぞれの視点からどう考え、どうアプローチするか書いていきます。

■めまい|現代医学では・・・


医師の説明

■「めまい」の種類


めまいの種類には回転性めまい・浮動性めまいの2つに分けられます。
回転性めまいの大半は自分自身がぐるぐる目が回っている状態を言い、中にはエレベーターに乗った時のようにすーっと下がっていく感じ(垂直方向への回転性めまい)を訴える患者様も見えます。浮動性めまいとは身体がふわふわしている・雲の上を歩いているような状態もしくはグラグラした状態を言います。

■めまいの原因


原因はたくさんあります。
@耳からくるめまいがあります。これはめまいと同時に耳鳴りや耳が聞こえなくなるタイプと耳に異常がないめまいのタイプの2つあります。めまいと同時に耳鳴りがするのはメニエール病などが挙げられます。症状がめまいだけで耳に異常のないは良性発作性頭位性めまいなどが挙げられます。
耳からくるめまいのほとんどは回転性のめまいを生じ、突然始まるのが特徴です。回転性のめまいで血圧が高くなっていることがあり、降圧剤を処方する医師が見えますが、血圧が高くなったからめまいが起きているのではなく、めまいに身体が驚いて血圧が高くなっているので降圧剤を飲んでも意味がないです。なお耳からくるめまいは早ければ1日以内・長くても1・2か月で症状が落ち着いてくることがほとんどです。

A目の異常からくるめまいがあります。これは、左右視力の差が大きすぎることや眼鏡の度が合わなくて起きることが多いので、なかなか治らない場合は眼鏡や視力のチェックをした方が良いです。

B首の異常からくるめまいがあります。これは首の筋肉のコリが原因になります。頸の筋肉のコリでくるめまいの特徴はふらふらする感じがします。ふらふら感と頭が重い感じがするから脳に異常があるかもしれないと思う患者様が見えますが、診断さえつけばこのケースのめまいは筋肉の緊張を和らげる薬を飲んだり、鍼灸マッサージを行うことで頚のコリを取れば、比較的早く改善できます。なお鍼灸で一番効果が期待できるめまいの1つですね。

C血圧が下がりすぎることで起こるめまいがあります。実際、このようなケースを患者様から耳にすることは鍼灸院でちょこちょこあります。患者様の中には血圧が上がるのは怖いけど下がるのは怖くないと考える方もみえますが、両方とも怖いものです。最高血圧が200で最低血圧が100に上がっても、2・3時間はへっちゃらでいられますが、これが最高血圧が50、最低血圧が20になった場合、その状態が2・3分続けば気を失うかふらふらして立つことができません。血圧は血液の循環に関係あり、血圧が低くなると脳や全身に送る血液の量が減り、酸欠状態になり平行感覚がなくなりふらつくわけです。
ですから降圧剤を飲んで急に血圧を下げすぎるとふらふらした感じになります。そのような場合はかかりつけ医師に相談して頂き、薬の調整をしてもらって下さい。急な動作で起こる立ちくらみは急な動作をしないことで防ぐことはできます。

Dうつ状態で起こるめまいがあります。中年の4・5人に1人はうつ状態と言われています。注意しなくてはいけないのは抑うつな症状がほとんどなく、身体症状が現れる「仮面うつ」の時です。めまいは頭重感・不眠と並び、仮面うつの三大症状になります。このような場合は抗うつ剤など服用すれば改善が期待できます。これが原因のめまいも鍼灸で対応できます。

E脳の異常で起こるめまいがあります。あまり多くはないですが、脳の病気(小脳や脳出血・脳梗塞)で起こります。これはめまいの他に「呂律が回らない」・「片方の手足の力が入らない」・「物が二重に見える」などの脳の病気の症状が現れます。これらの症状が現れた時は命に関わる事象なので、すぐに医師の診察を受けて下さい。

めまいの原因の80%は「耳からくるもの」で10%は「脳の病気」で5%は「うつ状態」で残り2%は首のコリからくるデータがあります。

診断

■診断


詳しくは病院で診察を受けて頂く必要がありますが、おおよその診断の目安を紹介していきます。
@1分以内で治まる回転性のめまいで難聴や耳鳴りが伴わない場合は「良性発作性頭位めまい症」が考えられます。
A1分以上続くめまい(回転・ふらつき)で難聴や耳鳴りを伴わず、風邪を引いた後などで起こる場合は「前庭神経炎(バランスを伝える神経の炎症」が考えられます。
B1分以上続くめまい回転性のめまいで難聴や耳鳴りを伴う場合は「メニエール病」が考えられます。
C1分以上続くめまい(ふらつき・目の前が暗くなる・立ち眩みなど)で手足のしびれ・後頭部痛・物が二重に見える・言葉がしゃべりにくいなどの脳からくる症状を伴う場合は「脳の循環不全や脳血管障害」が考えられます。

< 参照ページ >
めまいと循環器病|国立循環器病センター
つくば難聴めまいセンター(めまい・ふらつき)のページ

■現代医学の治療方針


前庭神経炎など炎症が疑われれば抗炎症剤・ステロイドなどを投与した上で安静にします。椎骨脳底動脈循環不全など循環不全であれば循環改善薬の投与をします。脳梗塞など脳血管障害は血行改善薬投与(血液をサラサラにする薬)などをします。メニエール病は有酸素運動や薬物療法(利尿剤・ステロイドなど)で症状を落ち着かせることが大事です。良性発作性頭位めまいは「耳石置換法」で頭を動かし耳石を元の位置に戻すことで症状を改善させるなど原因に応じて治療法が変わってきます。

< 参照ページ >
滋賀医大ニュースTOPICSより

鍼

■東洋医学(鍼灸)ではどう考えるか。



現代医学の病名は東洋医学(鍼灸)の診断に全く関係ありません。めまいという症状に対してどうアプローチするかがポイントになります。

■めまいの原因と治療法


内臓(肝・脾・腎)の機能低下より気血水の不足が起こることが大元で、その上で体内で発生した不要な物質(邪気と言い、いくつかのある邪気の内、風邪・湿邪など)と不要な血液(瘀血)が頭部の経脈を阻害すると起こる場合と気と血の不足だけが原因で頭部に栄養が与えられなくて起こる場合があります。
以上2つが大きな原因となるので鍼灸では手と足とお腹・背中のツボを使い全身調整をして「風邪・湿邪・瘀血などの邪気を取り除くこと」と頭部にあるツボを使い「頭部に気血を巡らせること」の2つがめまい改善するのにもっとも大事なことになります。

■治療経過


めまいの改善は「症状の程度」と「個々の体力」で大きく異なります。ですから一概に何回で良くなりますとは言い切れません。一般的に言うと体力が比較的ある方は改善しやすい傾向で、体力があまりない方は改善させるまでに時間と治療回数が必要になります。
なお現代医学で考える最も多いめまいである「良性発作性頭位めまい」は鍼灸では比較的良好な経過を取ることが多いです。

■すべてのめまいが鍼灸に良いわけではありません。


次に挙げるめまいはまず病院へ。命に係わる疾患として脳血管障害(身体半身のしびれや力が入らない、ろれつが回らない・物が二重に見えるなど)を疑う時。その他、「めまいがひどく歩けない。」・「難聴を伴うめまい」の症状が出たとき時になります。

■症例


・めまいの症例@とAはこちら。
・めまいの症例Bはこちら。

ご予約・お問い合わせはこちらから

PageTop