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2016年04月26日 [鍼灸療法]

逆子に対する鍼灸

逆子

■はじめに
「逆子になってしまってずっと逆子体操をやってきたのに良くならない。」・「逆子体操をしてもすぐにまた逆子に戻ってしまう」と困っている方見えると思います。
東洋医学では何とかならないのかと言われると実は良い方法があります。
それは「灸」を中心とした治療を行うと良くなることが多いのです。(必ず治るわけではありません。特に臍の緒が絡まっている場合は不可です。)これについては東洋医学に精通している産科医師はご存じだと思います。
ここでは逆子を鍼灸ではどのように治療するかみてみましょう。

■東洋医学では 
まずは東洋医学的に胎児がどのようにお腹で養われて出産するのかを述べてみます。
1か月目:肝経
2か月目:胆経
3か月目:心包経
4か月目:三焦経
5か月目:脾経
6か月目:胃経
7か月目:肺経
8か月目:大腸経
9か月目:腎経
10か月目:膀胱経
以上の流れで養われ出産します。
出産は10か月目の膀胱経と関係があり、膀胱経の働きが低下した場合に子供が生まれます。反対に膀胱経の働きすぎの状態になると難産もしくは逆子になりやすいです。少し話はそれますが「つわり」は3か月目や4か月目に発症することが多いので、心包経と三焦経が「つわり」に大きく関係します。つわりを治療する場合は「脾虚」として治療することが多いです。

■施術方針
・膀胱経の働きを低下させる。そうすることで安産になりやすい。
・必ず「至陰穴」と「三陰交穴」に灸をする。

■文献上での成績 
・文献があるのですが逆子は定期検診で分かり次第治療を開始すると80%の方の逆子が良くなるが、妊娠8か月以降での逆子は治りにくくなります。

■症例もあります。
・ちょうど僕の妻が逆子になりました。婦人科で働いたことのある妻は逆子体操もやれば良いんだけど、なかなか戻らないんだよ。とぼやいていたので灸ならそういうことはほとんどないからと勧めました。施術方針とおりに灸を約1週間毎日続けたところ、次回の検診には戻っていました。
妻曰く、「灸は熱いけど効くんだね。」と感心していました。

■その他
・逆子の灸治療は特におすすめします。灸は熱くて嫌だと思いますが、帝王切開のリスクを考えると安心で安全だと思います。

以上が逆子の治療になります。

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