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2020年09月01日 [鍼灸療法]

【 解説 】脊柱管狭窄症について

■この記事の筆者は当院の院長です。 院長のプロフィールならこちらへ。
脊柱管狭窄症
今回は脊柱管狭窄症について現代医学の説明と鍼灸での診方と治療法の説明をしていきます。
医師の診察
脊柱管狭窄症を現代医学で説明します。
症状はこの病気になると長い間続けて歩けなくなります。そして休憩・痛みが出るまで歩くことの繰り返す動作が特徴です。これを医学用語では間欠性跛行と言います。腰痛自体はそこまでひどくはなく、安静にしていれば症状はほとんどでません。しかし歩き続けることで大腿(ふともも)から下腿(ふくらはぎや脛のあたり)に痺れや痛みが出て歩けなくなってきますが、この時に前かがみになって休憩することで痛み・痺れが軽減していきます。この病気が進行すると足の力が減少したり、尿が出にくいもしくは漏れたりすることがあります。

原因は加齢や過重労働により脊柱管(脊髄の神経が通るトンネル)が狭くなって神経を圧迫することになります。中高年に発症しやすいのもこの病気の1つの特徴です。診断はレントゲンである程度推測できますが、より確実に診断をつけようと思う時にはMRIを行うことで可能になってきますが、下肢の血行障害でも似たような症状がありますので鑑別が必要になってきます。
治療法
治療法は保存療法としてリハビリ・コルセット・血行を良くする薬・神経ブロックなどがあります。しかし病気が進行して歩行障害など日常生活に支障が出た場合は手術療法を行います。手術を受けられる際は担当医師に良いことばかりの説明を聞くだけでなくリスクの説明もしっかりと聞いてから決断して下さいね。

日常生活の注意点は姿勢を正しく保つことが1つ。歩く時には少し前かがみで歩くと負担が軽減して良いと思います。自転車をこぐことも良いです。

【 参考ページ 】
日本整形外科学会「脊柱管狭窄症」のページを参照。

脈診
次に鍼灸による診方と治療法を説明します。
鍼灸による診方ですが脊柱管狭窄症という病名はありません。ですからこの場合ですと症状から考えなくてはいけません。症状は下肢の痛みや痺れになることが多いので「痺証」の1部もしくは「骨痺(痺証の1歩進んだ悪い状態)」とみても良い考えます。
痺証は風邪・湿邪・寒邪の3つの邪気が混じって経絡を阻害することで患部に痛みや痺れを発症することを言います。そして風邪が主体の場合を行痺と言い、その特徴は痛みが日替わりで変わってくることが挙げられます。では湿邪が主体の場合は「着痺」と言い、その特徴は重くだるい痛みになることが多いです。では寒邪が主体の場合「痛痺」と言い、その特徴は激しく痛むことが多く温めると楽になることになります。

この段階で症状を取り切きれないもしくは治療ミスを犯した場合は「骨痺」の状態になります。これは風邪・寒邪・湿邪の3つが合わさった邪気が骨にまで進攻したことを指します。これは重症のケースに当たります。
鍼灸
治療法は「行痺」では肝臓の働きを良くして血液を増やした上で患部から邪気(身体に不要な物)を取り除くことです。「着痺」では脾胃の働きを良くして水分の代謝を良くした上で患部からの邪気(身体に不要な物)を取り除くことです。「痛痺」では腎臓の働きを良くして身体の冷えを取った上で患部からの邪気(身体に不要な物)を取り除くことです。「骨痺」を治すこと困難になりますのでそうならないように早めの治療が必要になってきます。
まとめ
現代医学での解説と鍼灸による診方と説明を一通りしましたが、この病気は鍼灸でも対応できますが、膀胱の障害(尿が出ないもしくは漏れる)が起きている場合は鍼灸治療を検討される前に病院での診察が最優先になりますので注意して下さいね。


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