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2021年05月18日 [鍼灸療法]

【 解説 】 喘息

■この記事を担当している筆者は「当院の院長」になります。詳細はこちら
喘息

■気管支喘息(ぜんそく)について


発症したら辛い気管支喘息について現代医学の考えと東洋医学の考え方を解説していきます。

■現代医学では


気管支喘息とは急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ゼェーゼェー」・「ヒューヒュー」が始まり呼吸が苦しくなる状態を繰り返すことを言います。気管支喘息は気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっているので、気管支の炎症によって外部からの刺激に対して簡単に気管支の組織が腫れたり痰が分泌されたり、気管支の筋肉が縮もうとしたりするので、喘息発作にならないためにまずは気管支の炎症を抑えることが大事になります。

■悪化させる原因


「風邪などの感染症」・「ペットの毛やダニ」・「大気汚染」・「受動喫煙」・「激しい運動」・「ストレス」などたくさんあります。
ネブライザー

■治療方法


「気管支喘息の発作がない時」と「気管支喘息の発作時」の2つに分けて考えます。
気管支喘息の発作がない時は「悪化の原因となるアレルゲンをできるだけ減らすこと」で少しでも炎症を悪化させない状態に日頃から気を付けることが1点。もう1つは「薬物療法による炎症のコントロールをすること」です。どんな薬を使用するかというと吸入用のステロイドやロイコトリエン拮抗薬になります。これらはステロイドを吸入することで直接患部の炎症を抑える作用と気管支を拡張する作用がある内服薬(ロイコトリエン拮抗薬)があります。さらにもう1つは「発作が起こらないように体力をつけること(軽い運動をする)」です。これは肥満が喘息を悪化させる要因にもなることも分かってきているので肥満の防止にも軽い運動が良いです。

上記の治療法で大抵の気管支喘息は落ち着いてはくるものですが、中には改善しないケースもあります。そのような場合、心理的なストレスが原因のことがあります。心理的なストレスの場合はカウンセリングを行うことで発作が軽減することがあります。
あと喘息発作を繰り返し続きますと気管支の炎症も長く続くために、気管支がより刺激に対して過敏になっていることがあります。そのような場合は入院治療で経過をみることで改善することが期待できます。

【 参照ページ 】
国立成育医療研究センター|気管支喘息(ぜんそく) より

灸頭鍼

■鍼灸では(東洋医学)


喘息を以下のように考えます。原因はストレス・生活習慣・過労などにより内臓の働きが低下したことにより、体内に発生した不要な物(水分など)が肺に影響を及ぼすことで喘息は起こると考えられています。

■施術方針


@内臓の働きを改善することです。A体内に発生した不要な物を取り除くことです。B喘息によって激しい刺激を受けた筋肉(呼吸するにも筋肉がないとできません。)に鍼灸刺激を加え筋肉の疲労やダメージを回復させることです。以上を行うことで喘息を発生させる原因となるものを減らすことで喘息発作を減らし、内臓の働きを改善することで体内に不要な物の発生源をなくし、呼吸で使用する筋肉に間接的に鍼灸を行うことで呼吸自体を楽にすることが期待できます。

■施術経過


個々の体力や症状の程度によって大きく異なりますので一概にこうとは言い切れません。一般的に体力が比較的ある方は症状が改善しやすいですが、体力があまりない時は症状が軽くても改善しにくい傾向になります。また1回の施術で喘息が劇的に改善されることは少ないです。やはり最低でも数回以上の施術は必要になってくることがほとんどです。(喘息に限らず、これはあらゆる病気に言えることですが・・・)

■日常生活での注意点


ストレスや生活習慣や過労は悪化させる要因になります。ストレスに対しては解消できる方法があるのであれば解消して頂き、解消が難しいケースでは上手に付き合う工夫が必要です。生活習慣や過労に対してはまず規則正しい生活を過ごすことです。特に睡眠時間はきちんと確保して欲しいですね。

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