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2021年07月12日 [東洋医学]

【 解説 】 東洋医学の診察方法

東洋医学の診察法は独特です。現代医学で言う血液検査やレントゲンを取って画像診断するわけではありません。
ではどうするのかというと、簡単に申し上げると@顔の状態をみたり、A舌の状態をみたり、Bお腹の状態や脈を見たり、C患者様の身体の状態を聞いた(現代医学で言う問診に当たります。)上で、総合的に判断して患者様の状態はどうなっているかを把握します。

これだけでは説明が不十分なのでもう少し詳細にします。
【 目次 】
@顔の状態
A舌の状態
Bお腹の状態
C脈の状態
D患者様の身体の状態を尋ねる。

顔色を見る
@「顔の状態」の説明をします。
顔の状態で何を確認するかと言うと、「顔色が良いか悪いか」、「艶が有無」、「クマの有無」、「唇の色」などがあります。
顔色が良いとか艶があるかないかとかクマができているとかは一般の方でも何となく見ていればある程度は分かると思います。では唇の色はどうでしょう?現在、コロナ禍でマスクをしていますのでほとんどみる機会がないと思いますが、東洋医学(鍼灸)では重要です。例えば唇の色が薄い場合ですと血色が悪い状態になりますので、鍼灸で言うと血の不足が原因だと想定できるわけです。なら唇の色が黒っぽい色だと身体に不要な血液(瘀血)がある状態だと想定できるわけです。
舌を見る
A「舌の状態」の説明をします。
舌を見ると言うと、ユーザーの皆さんは舌の上にある垢の有無を確認することかと思うかもしれませんが、実は違うんです。舌から得られる情報はたくさんあります。例えば「舌の淵の色が薄い時は気血不足が考えられます」し、「舌の上のある垢は水はきが良いか悪いかをみる所になります」し、「舌の色が紫色の場合だと瘀血(身体にとって不要な血液)がある状態」し、・「舌の淵に歯の痕がある場合だと痰飲(不要な水分)がある状態」・「舌を出した時に舌の先がまっすぐ出なく、右もしくは左に偏って出てくる場合があります。これは脳梗塞など脳血管障害によく見られる状態になります。」など想定できるわけです。
腹診
B「お腹の状態」の説明をします。
お腹は何の診断に役に立つかと言うと身体に不要な物(水や瘀血)が多い時にお腹の筋肉に抵抗が出たりとか反応部位を押さえると痛みが出たりします。そして鍼又はお灸をすることでお腹の筋肉の抵抗が減ったり、反応部位を押さえても痛みが減るってきます。そうなることで体内にある不要な物を排出を促します。
脈診
C「脈の状態」の説明をします。
手首の脈を診ます。やり方は上の写真で言うと患者様の左手に貼ってある赤いシールに施術者の右手の人差し指を、青のシールに施術者の右手の中指を、黄色のシールに施術者の右手の薬指を当てます。
脈は何に役に立つかと言うと、全身の体力の有無や身体が熱っぽいとか冷えている状態の判別やどの経絡に異常があるのかを判別するのに非常に役に立ちます。例えば全身の体力がない場合は脈全体の力が弱くなります。これを無力の脈と言います。身体に熱がこもっている場合は脈が速くなります。これを数脈と言います。身体が冷えている場合は脈が遅くなります。これを遅脈と言います。身体の水はきが悪い時や妊娠中は滑脈にないます。血行が悪い場合はザラザラした脈になります。これを渋脈と言います。脈を診ることで身体の状態もある程度は把握できるわけです。
問診
D「患者様の身体の状態を尋ねる」の説明をします。
先ほどにも書きましたがこれは現代医学で言う問診になります。東洋医学(鍼灸)では10個程度聞く内容がありますが、臨床上で最低4つの事項は確認しないといけません。それら4つは何かというと「飲食について」・「小便について」・「大便について」・「睡眠について」になります。飲食については喉が渇いていれば一般的に体内に熱がこもっている状態になりますし、三食良く食べる場合は一般的には胃に熱がこもっている状態になります。小便については1日に何回もトイレに行くが尿量が多い場合ですと、身体が冷えていることが原因だと考えられます。大便については便秘気味だと瘀血が原因だと言われていますし、下痢だと身体の冷えもしくは熱がある場合が原因だと考えられます。
睡眠については夜中目が覚める・朝4時頃目が覚める・寝つきが悪い場合は一般的に心臓に熱がこもっていることが原因だと考えられています。

以上のように患者様の個々の状態によって得られる情報が違います。それらの情報を取捨択一していき「証」(現代医学で言う診断)を決め、個々の体調・体質に合ったツボを選び、鍼灸施術していくわけです。

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