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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長です。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2022年3月22日 更新日:2022年12月12日

【 解説 】 視力障害について

視力悪化

■はじめに

・今回は視力障害の鍼灸療法についてです。「視力障害ってそもそも何だ。」と思う方に説明していきます。視力障害とは「何らかの原因で細かいものを見る力が落ちる。つまり物がぼやけて見えたり、二重に見えたり、物が歪んで見えたり」することを言います。
・今回は現代医学の観点との東洋医学(鍼灸)観点からそれぞれ説明していきます。
【 読んで欲しい記事 】
・お子様の視力回復についての鍼灸治療の詳細はこちら

医師解説

■現代医学では


・原因
@角膜(俗にいう黒目)に細菌・真菌・アカントアメーバ・ヘルペスウイルスなどが感染して起こる角膜感染症。
A加齢により起こる水晶体(レンズ)が濁る白内障。
B様々な原因(例えばサルコイドーシス・ベーチェット病・細菌・真菌・ウイルス)で目の中の炎症として起こるブドウ膜炎。
C老化・網膜の萎縮・外傷によって起こる網膜剥離。
D糖尿病が原因で起こる網膜症。
E高血圧や動脈硬化が原因で起こる網膜静脈閉塞。
F遺伝子の傷が原因で起こる網膜色素変性。
G老化により起こる加齢黄斑変性症。
H原因が良く分からないが眼圧が上がることで起こる緑内障。
I遺伝や外傷・化学物質や血液循環が悪くなって起こる視神経症。
J目の形の変化により起こる近視・遠視・乱視など。
たくさんあります。

■これらの病気に対する治療法とは

病名により違いますが、基本は以下の通りになります。
・細菌やウイルスの感染で起こる病気については抗生物質もしくは抗ウイルス製剤を使用します。炎症がひどい場合はステロイド点眼薬を使用します。
・網膜剥離については手術が必要になります。
・糖尿病網膜症は原因となる血糖値を安定することが重要になります。
・高血圧・動脈硬化が原因で起こる網膜静脈閉塞症は血圧のコントロールが重要になります。
・加齢性変性黄斑には薬物療法とレーザー療法で治療を行います。
・緑内障は眼圧を下げる薬物療法・房水の流れを調整するレーザー療法・薬物療法やレーザー療法で効果がない場合の手術。以上の3つの方法があります。
・近視、乱視、遠視については眼鏡による視力矯正になります。

■治療経過

・角膜感染症は感染した種類によって経過が違いますが、きれいに良くなるケースはあまり多くないです。
・加齢もしくは生活習慣で起こる高血圧・動脈硬化・糖尿病による視力障害は生活習慣の見直しができないと経過はあまり良くないです。
 そしてこれらは根治を目指すよりも上手に付き合う必要があります。

鍼治療

■鍼灸では

 
・鍼灸では視力障害という言葉はないです。視力障害における症状、例えば物がかすむ、見えにくいなどの症状に対しての鍼灸の考え方はあります。
まずは説明をする前に目の病気に対しての鍼灸に適応するのかしないのかですが、それは
・外傷、化学物質、感染症、目の形の異常(乱視・近視・遠視)による視力障害は鍼灸治療に適してません。
・加齢・糖尿病が原因で起こる視力障害については鍼灸で視力をこれ以上悪くならないように維持することを目指すことは可能です。
・緑内障については鍼灸で眼圧のコントロールが期待できるので緑内障に随伴する症状頭痛などの緩和が期待できます。
・仮性近視による視力低下は回復が期待できます。
次に原因ですが主に3つあります。
@「久しく見ると心を傷ぶる。(長時間、物を見続けると心臓の働きに影響が出るという意味)」
A「肝は目を司る。(肝臓は目の働きに関係があるという意味)」
B瘀血による。外傷(ボクシングでの殴り合いなど)や長い間病気を患った方に多く見られます。
と鍼灸では考えます。なので、東洋医学で言う心臓また肝臓の働きが低下する、または瘀血によって物がかすんだり・見えにくくなったりとした視力異常が起こると考えます。

施術方針

・心臓または肝臓の働きを良くすることが第1条件になります。ただ単に心臓または肝臓の働きを良くするだけでは不十分で、正常に働かせるために気血が必要になります。気血を増やすには脾胃(胃腸)の働きを良くしなくてはいけません。
・上記に加えて、目の異常は首や肩の筋肉の緊張からも影響を及ぼすので筋肉の緊張(コリ)を鍼又は灸で緩める必要があります。

治療経過と日常生活の注意点

・治療経過は病名や症状の程度と体質により大きく異なります。
例えば網膜色素変性症。これは難治性の病気です。現代医学では良い治療法がなく、対症療法になります。もちろん、鍼灸も同様で難しい病気の施術は改善するにしても時間がかかりますし、病状をこれ以上悪化させないようにすることが目的になります。
ただ単に眼精疲労だけであれば首や肩のコリを取るだけで症状が緩和されやすいですが、これに加えて全身調整を行うとよりさらに良い効果が期待できます。

・日常生活での注意点は自分で日々悪化しないよう予防するという視点から
@規則正しい生活習慣を過ごす。
A栄養バランスの整った食事を取る。
Bストレスとは上手に付き合う。
以上をお勧めします。

セルフケア

・では視力障害に対してのセルフケアの方法は「症状の改善もしくはこれ以上悪化しないようにする」もしくは「視力障害にならないように予防する」との2つになります。具体的なツボは以下の通りですが、ツボの効果は個人差があります。
  • 太衝(たいしょう)穴

    太衝穴

    太衝穴というツボは肝の原穴になります。原穴とは関係する臓腑を治療できる効能があります。つまりこのツボは肝(この場合でいう目の症状)を治療できますよという意味になりますので、眼の病気の大半はこの太衝穴を使う事で症状の改善または維持・予防が期待できます。重要なツボのひとつです。ここはお灸で温かくなるまで行うと良いです。
  • 攅竹(さんちく)穴

    攅竹穴

    攅竹穴ですが、これは膀胱経という膀胱の経脈上にあるツボになります。位置は眉毛の端にあります。目と鼻の近くにあるツボですので、眼の病気の症状の改善だけでなく、鼻の症状の改善または維持・予防が期待できる重要なツボの1つになります。ここは軽くマッサージをして下さい。なおこのツボへの棒灸・台座灸などのお灸は控えて下さい。
  • 目窓(もくそう)穴

    目窓穴

    目窓穴ですが、これは胆経という胆の経脈上にあるツボになります。位置は頭部にあり、黒目から上に上がっていくと前髪の毛の際に当たりますね。そこから約3cmほど頭の上に位置にあるツボです。これも目の症状を改善または維持が期待できる重要なツボの1つです。ここは髪の毛がある都合上、気持ち良い程度のマッサージを1日数回行って下さい。

鍼灸治療を検討されている方へ

・目の病気に伴う症状(目が痛い・物が歪んで見える・物が二重に見える・黒い点が見えるなど)がある場合は、一度は必ず専門医の診察を受けてください。*診察が遅れることで著しく視力が低下して回復しなかったり、最悪の場合、失明というケースもありますので。

【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

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