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鍼灸施術後身体が怠くなるのは?

・名古屋市在中の女性からの質問。
「友人にめまいのことを話していたら鍼灸が良いよ。」と聞いて市内の鍼灸院でめまいの施術を受けました。
施術中は鍼の痛みや灸の熱さはほとんど気にならなく、徐々に身体のコリがほぐれてきた感じがしてきました。しかし施術後数時間経過してから身体が怠くて動くのもおっくうな感じになり、家事を行うことができなくなって驚いてしまいました。(その後2・3日したら身体の怠さは取れましたが・・・)
何故、このような現象が起きたのでしょうか?今後、鍼治療を受ける毎にまたこのような症状が起きることはあるのでしょうか?
回答、よろしくお願いします。
回答

それは身体が良くなるための1種の身体反応として起きたからです。

回答日:2025年11月6日
名古屋市守山区の鍼灸師が回答致します。
ご質問ありがとうございます。その身体のだるさは、あなたが治癒に向かっている証拠である『好転反応』の可能性が高いです。ご安心ください。

1. 鍼灸施術した後のだるさ(瞑眩/好転反応)とは?

・このような反応を専門用語で「瞑眩(めんげん)」と言います。瞑眩(めんげん)はどういった時に起こりやすいというと、「過剰な鍼灸の刺激を与えることで起きやすい」です。

2. 好転反応が起こりやすい3つのケース

どんな時に過度な刺激を与えやすくなってしまうかですが、以下のケースが考えられます。
@初めて鍼灸を受けられた方(身体が変化に慣れていないため)
A強い治療効果を狙って集中的に刺激を加えた場合(特に症状が重い方)
B施術前に体力が落ちていた、または疲労が溜まっていた方
等があります。
この反応は身体が良くなるための身体反応の1種ですが、経験のない方は大変驚くと思います。事前に鍼灸師からの説明が不可欠になります。

3. 施術ごとにだるさが出る場合の注意点

なお瞑眩(めんげん)が施術ごとに出てしまうかどうかについてですが、施術ごとに瞑眩が出てしまうような場合はそれは好転反応とはいいがたく、施術の過誤等、他に問題があると考えられますので、担当の鍼灸師の先生に相談して下さい。

さらにもう一言加えると、瞑眩(めんげん)は上記の理由から忘れた頃に反応がでる場合がありますので、もし出たとしても過度な心配は必要ありません。担当の鍼灸師にご相談下さい。何らかの対処法を考えてくださるはずです。

関連情報
・倦怠感は自律神経の調整で起こることもあります。自律神経専門ページはこちら
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