【 解説 】 機能性ディスペプシア

[ 監修者情報 ]
この記事は、開業12年の経験を持つ東洋医学専門のにこにこ鍼灸治療院 院長が監修しています。
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公開日:2022年12月29日 更新日:2026年9月21日

胃の痛みや重苦しさがあるのに「異常なし」と言われ、この辛さにどう向き合えばいいかお悩みのあなたへ


「胃が痛くて食事も美味しく食べられないのに、検査では異常がないと言われた。」「胃薬を飲んでも、なかなかこの不快感が消えない…。」そんな、胃の不調にずっと悩まされていませんか?

機能性ディスペプシアの症状に対しては、まず病院でしっかりとした検査を行い、お薬を処方してもらうことが大切です。ですが、それでもなかなか症状が落ち着かず、毎日が不安でお困りのあなたに、鍼灸という選択肢があることを知っていただきたいのです。

ツボへの刺激を通じて、胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスを整え、お腹周りの緊張を和らげることで、胃の不快感を和らげ、身体全体の状態を整えていくお手伝いは可能です。

もしあなたが当院の鍼灸を受け、「これなら継続して頑張れそう」と感じていただけたら、こんな未来を目指すことができます。

胃の痛みや重苦しさを気にせず、美味しく食事を楽しめる毎日が過ごせます。
今までなら、何を食べるにも胃の調子が気になっていたのが、少しずつ楽になることで、心から食事を楽しみ、食後の重苦しさからも解放されるようになります。

自分らしい活動的な毎日が戻ってきます。
胃の不調を気にせず、仕事や友人との食事、大好きな趣味の時間。目の前のことを心から楽しめるようになります。体調の波に振り回されることなく、自信を持って毎日を過ごせる余裕が手に入ります。

身体全体の調子が整い、心身ともに健やかな状態を目指せます。
東洋医学では、胃の不調も身体全体のバランスと関係していると考えます。施術を続けることで、胃の辛さだけでなく、慢性的な疲れや、気分の落ち込み、不眠など、これまで諦めていた不調も少しずつ楽になり、元気に動ける身体を目指せます。

では、なぜつらい機能性ディスペプシアに対して鍼灸が一つの選択肢となるのか。当院の考え方と、現代医学・東洋医学それぞれの視点から詳しくまとめましたので、ぜひご覧ください。

医師 説明

■現代医学では・・・

【 症状 】
・主な症状として「食後のもたれ」・「少し食べるだけでもお腹が膨れる」・「胸やけ」・「げっぷ」など多彩な症状があります。

【 原因 】
・まず胃の生理機能として「胃に物をため込むこと」(専門的には適応性弛緩と言います。)・「胃から十二指腸へ送ること」(専門的には胃の排出能と言います。)の2つがあります。
・これらが何らかの原因(ストレスなど)で異常が生じて症状が引き起こされることが原因となります。

・適応性弛緩が中心の場合:「少し食べただけでお腹が膨れる」が現れやすいです。胃の排出能が中心の場合:「食後の胃のもたれ」が現れやすいです。胃の知覚過敏によりみぞおちあたりが痛んだりします。
【 治療法 】
・基本として「生活指導」と「薬物治療」の併用になります。

・生活指導として過度な飲酒やたばこの吸い過ぎ、睡眠不足や過労に注意して下さい。
・薬物治療として「ピロリ菌除去」・「胃酸分泌の抑制剤」・「漢方薬」・「消化改善薬」・「抗うつ剤」などを個々に合わせて処方します。
鍼治療

■鍼灸では・・・

【 胃脘痛に相当します。 】
・鍼灸では胃脘痛にあたります。胃脘痛に対しての鍼灸治療は優れた効果が期待できます。

【 原因 】
・ストレスや食生活習慣により内臓(特に脾・胃・肝・腎など)の働きが悪くなるもしくは不調和になることで胃脘痛が発症すると考えています。
【 施術方針 】
�@脾胃の働きを改善させて消化吸収を良くします。
�A胃腸の働きの不調和を改善するために肝・腎の働きを調整します。
�B現代医学の内臓体性反射の理論に基づき、背中のコリやお腹のコリを取り、脾胃の働きの改善を補助します。
�C食生活習慣の見直しのアドバイスをします。患者様ができる範囲で行ってくださいね。

【 施術経過 】
・症状が強い場合は週1・2回の施術を続けていくことで症状が改善しやすいです。症状が改善されてきたら週1回もしくは10日に1回程度で様子をみていきます。ある程度症状がとれてきたら、終了して様子を見るか、再発予防として身体のコンディションを維持していくのも良い方法です。

セルフケア

・症状改善のためのセルフケアと再発予防のためのセルフケアを紹介します。(*個人差はあります。)
〇足三里穴
足三里穴
足三里(あしさんり)穴は胃の働きを調整する他に「養生」にも応用できるという鍼灸では万能のツボと言われています。位置は外膝眼(がいしつがん)の下指4本分下のところにあります。
日頃より体調維持の為にいつも行って頂けると効果的です。すごくおススメします。
〇太衝穴
太衝穴
太衝(たいしょう)穴はストレスが原因で起きている場合に反応がでやすいツボになります。ツボを押さえると非常に痛いので痛い場合にセルフ灸を続けることで症状が安定しやすくなります。
ツボを押さえることで痛みが出た場合、ストレスチェックにも良いツボの1つになります。
〇三陰交穴
三陰交穴
三陰交(さんいんこう)穴というツボは内くるぶしの天辺から指4本分上にあります。このツボは脾経・腎経、肝経という経脈の交わる所ですので、胃腸の働きを調整するだけでなく、腎や肝の働きも調整するとても重要なツボの1つです。足三里や太衝との併用することで一層の胃腸調整作用が期待できます。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方
FAQ(機能性ディスペプシアについて)
質問
胃カメラで異常なしと言われたのに症状が続くのはなぜですか?
展開
回答
名古屋市守山区のにこにこ鍼灸治療院では以下のように考えています。

機能性ディスペプシアは、胃がん・胃炎・胃潰瘍とは違い、胃自体に原因があるわけではなく、ストレスや環境の変化に身体がついていかないことにより自律神経のバランスが乱れ、胃の動きや知覚といった「機能」に異常が生じることが原因で起こります。

この自律神経のバランスが戻らない限り、症状が続いてしまうのです。自律神経のバランスを整える為に鍼灸治療を行うのです。
質問
精神的なものと言われましたが、鍼灸で効果がありますか?
展開
回答
はい、効果が大いに期待できます。

東洋医学は心の変化(ストレスであれば「肝」、不安が強ければ「脾胃」等)が病気にも影響を及ぼすと考えているので、心の変化に対する鍼灸治療を施すこと症状の改善も期待できますよ。

心の変化だけでなく、ストレスで過敏になった自律神経や身体の筋肉(お腹や背中、肩首)のコリがひどくなっていることが多く、そのコリをほぐすように治療をすることで効果が期待できますよ。
質問
病院の薬を飲んでいるが、治療を受けても良いのでしょうか?
展開
回答
はい、治療を受けて頂いてもOKです。

そして体調が改善された時に初めて医師に減薬の相談して頂ければと存じます。

注意して欲しい点は医師に相談せずに勝手に飲む薬の量を増やしたり減らしたりしないようにして下さいね。

■まとめ

・機能性ディスペプシアは胃自体が病気ではないので、東洋医学(鍼灸)の考え方に基づくことで自律神経の働きを調整することができ、鍼灸単独でも効果は期待できます。なお薬物治療の併用をして頂いてもOKです。症状が安定してきたら医師と相談して薬を減らすことも期待できます。

・セルフケアを提示したツボで楽になる方もいれば、残念ながら変化が少ない方もいます。東洋医学では同じ症状でも原因が異なるためです。
もし1週間ほど試しても変化がなければ、無理に続けるより一度お身体の状態を確認した方が改善への近道になることもあります。

最後に、どんな人が施術しているのか気になる方のために、院長からの短い挨拶動画を用意しました。
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