■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2024年10月1日 更新日:2026年3月25日

胃下垂の鍼灸施術について

胃の不調

■胃下垂による症状の改善は可能性大です!


胃下垂は胃が本来の位置より下にある状態のことを言いますが、胃下垂によって出る症状(胃部膨満感や上部腹痛、少量の食事で満腹感を感じる、食後の胃のもたれやむかつき)は鍼灸で改善できる可能性は高いですよ。

鍼施術によって患者様が得られるベネフィット(利益)ですが、それは・・・
@食事がおいしくとれるようになります。
本来の胃の働きを取り戻せればおいしく感じることは可能です、せっかく取る食事ならおいしく楽しくしたいですよね、特に女性の方なら尚更ではないでしょうか?おいしいランチをしながらトーク、鉄板じゃないでしょうか?

A体が軽くなるので動いても疲れなくなります。
胃下垂になると消化吸収が悪くなるのでその分栄養分が得られませんが、鍼治療を継続することで栄養も吸収されやすくなるのでその結果体が軽くなるのです。

➂記憶力の改善が期待できます。
東洋医学では胃の働きは記憶力に関係します。胃の働きが低下すれば、記憶力にも影響が出ます。それを針灸で改善を目指すと記憶力も改善されます。
これだけの利益をもたらし患者様の生活の質の向上を高めることが期待できます。

C取り越し苦労をしているあなた、そういった心配は減ってきます。
胃の働きが悪くなると取り越し苦労しやすくなります。胃の働きをたえず調整していくことで不安ごとが減ってきます。

こんな感じで簡単にまとめましたが、もう少し詳しく知りたい方はここから下をご覧くださいね。
初めての方へ、院長からの挨拶
説明

■現代医学では・・・


●胃下垂とは・・・
・胃が正常な位置より下がっている状態を言います。おなかの脂肪が少ない、もしくはおなかの圧力が低下しているやせ型の方に多く見られます。
一般的に女性に多く見られ、胃下垂により胃自体の働きも低下しているので消化自体の負担がかかります。

●症状・・・・
・自覚症状はないことが多い。
・胃部の膨満感・上腹部痛・少量の食事でおなかが膨れる、食後の胃のもたれやむかつきがでることが多いです。

●検査法
・レントゲンにて胃の位置を確認します。胃下垂の場合、骨盤腔内まで下がった胃が確認できる。

●治療法
・胃下垂自体、治療の必要は特にありませんが、腹筋・食べる回数を増やして胃の負担を取ることで胃下垂による症状の軽減を図ります。薬物療法では胃の調整剤や消化酵素材を使います。
【 参考ページ 】
胃下垂|おなかの健康.COM
鍼灸

■鍼灸では・・・


鍼灸では胃下垂という病名はありません。胃下垂によって生じる症状(胃痛・食欲不振・倦怠感・るい痩(やせる)等)が当てはまります。
●原因
ストレス・飲食不摂生・体調不調を押して無理をした等により五臓六腑の働きが不調和になり、その影響で脾胃(胃腸)の働きが悪くなったことにより、東洋医学で考える脾胃の働きの1つである内臓の正常な位置の保持ができなくなった為に起こると考えます。


●施術方法
・五臓六腑の働きを調整し脾胃の働きを改善する。
そうすることで脾胃の働きの1つ内臓の位置が下がったのを維持もしくは上げることが可能になります。そして内臓が正常な位置を維持できることで胃の膨満感・消化不良・倦怠感・やせを改善できることが期待できます。そして胃の働きによって生じる取り越し苦労も改善が可能になります。
セルフケア

■セルフケアについて・・・


・当院でおススメするセルフケアは「お灸によるツボのケア」と「食事療法」になります。

@お灸によるツボのケア。
院長が良いと考えるツボを3つ挙げてみます。

〇衝陽穴
衝陽穴
衝陽(しょうよう)穴は胃経のツボで原穴と言って非常に大事なツボになります。胃の働きを改善させる重要なツボの1つになります。
〇内関穴
内関穴
内関(ないかん)穴は心包経のツボになります。このツボは心窩部を温める作用があるので、心窩部にある胃の働きも助けることが期待できるだけでなく、心臓を正常に働かせるようにするツボでとても重要になります。
〇公孫穴
公孫穴
公孫(こうそん)穴は脾経のツボで、絡穴に属します。絡穴とは脾に密接な関係のある胃にも効果が期待できるツボになります。このツボに刺激を与えることで脾の働きだけでなく胃の働きの改善も期待できます。
食事療法
A東洋医学の観点からみる食事療法について

・東洋医学では医食同源と言って食事も重視しています。
 先ほど説明しましたが、内臓の働きを改善して内臓の位置を上げたり保持したりする作用があります。それを改善させるためには鍼灸だけでなく食事療法も大事になります。
・五臓六腑の働きを改善するには「うるち米・さつまいも・大豆・人参・たら・ひらめ・豚肉・牛肉」等を食べて脾胃の気を補って下さい。そうすうることで内臓下垂にも効果的です。
・胃の働きに影響の出る「生もの・生野菜・冷たい物(アイス・ビール等)を控えて下さい。できるなら火を通してから食べれるといいでしょう。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方
【 参考文献 】
・薬膳食典食物性味表|日本中医食養学会
胃下垂の鍼灸施術:よくあるご質問(FAQ)
質問
病院の検査で「特に異常はない」と言われましたが、鍼灸で良くなりますか?
展開
回答
検査に異常がなくても、患者様が「食欲はない」・「食べるとすぐにお腹が膨れてしまう」・「無理をして食べる」等を訴えられた場合は、個人差はありますが、鍼灸で改善の可能性はありますよ。
質問
胃下垂による「疲れやすさ」も改善しますか?
展開
回答
はい、東洋医学的な診断に基づき適切なツボを選んで施術することで、改善が期待できます。
胃腸はエネルギーを作る大切な場所ですので、ここが整うと体力が底上げされます。まずは週1回3か月を目安にしてください。
※良くなったからとすぐに中断すると、1〜2ヶ月後に症状が戻ってしまうことが多いため、良い状態(生活の質)を維持するために継続的なケアをおすすめしています。
質問
施術を受ける際、食事のタイミングで気をつけることはありますか?
展開
回答
食後すぐの施術は控え、30分から1時間ほど空けていただくのが理想的です。
また、満腹状態での施術も当院ではあまりおすすめしていません。腹8分目ほどに抑えてお越しいただくのがベストです。
逆に、空腹すぎても刺激に対して敏感になりやすいため、少し糖分を摂るなどして、極端な空腹を避けた状態でお越しください。

まとめ

・現代医学では胃下垂は特に治療をする必要はない症状の1つですが、鍼灸(東洋医学)では胃下垂による症状の改善には施術が必要になります。(胃下垂によって出る症状は生活の質をキープするには非常に大事だからです。さらに胃の働きが悪いと体に様々な栄養を及ぼすからです。)

・胃下垂によって出る症状はセルフケアでも対応が可能です。お灸をするのも大変いいのですが、手間がかかってしまいやれないと思う方はまずどんな食べ物も火を通して食べるようこ心がけて下さい。あと胃に負担のかかるストレスも気を付けてほしいですね。

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