【 解説 】 便秘|鍼灸なら名古屋市守山区の<にこにこ鍼灸治療院>

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■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2022年8月24日

【 解説 】 便秘

便秘

■はじめに・・・・
たかが便秘と思われている方も見えるのではないでしょうか?便秘を侮らない方がいいですよ、便秘になると身体に様々な影響を及ぼすことがあることはご存知でしょうか?この記事は鍼灸についての解説になるので、「便秘」が鍼灸で効果が期待できるのかどうか気になる方も見えると思います。結論から言って「個々の身体の状態によりますが効果は期待できます。」と答えます。

では現代医学と観点からと鍼灸の観点から説明をしていきますね。

医師 説明

■現代医学では・・・・


@「便秘に対する考え方が変わってきた。

・以前まで医師の常識では「便秘は鬱陶しい症状ではあるが死ぬことはないので放置してもOK」でしたが、最近、国内外で大規模な疫学調査の結果、便秘の方と便秘でない方の生存率を比べると便秘の方の方が生存率は低いとのデータが出てきている為です。
A便秘は様々な病気の原因になります。
・例えば「脳卒中・くも膜下出血・心筋梗塞・動脈りゅう破裂」などが起きる可能性があります。
何故かというと硬い便を出す時に皆さん、力をいれますね、この時に血圧が急上昇しているのではないかと考えられ、血圧の急上昇が上記の病気の原因になると考えられます。

・肺塞栓や脳梗塞の原因にも・・・
最近の研究では便秘の患者様は静脈血栓症が多いことが分かってきて、長時間椅子に腰を掛けている年配の方では下肢にあった静脈内に血の塊ができ、それが原因で肺塞栓や脳梗塞になることもあります。

・同様に慢性腎臓病の原因の1つに考えられるようになってきています。その他の病気でも便秘が原因で起こっているケースも考えられます。

B便秘の定義は様々。
・毎日便がすっきり出きっていない場合や残便感が残る場合も便秘と言えます。重要なことは排便の回数だけで判断がつかないことです。

治療法

C治療について
・治療の第一目標ですが、「バナナ状の便」にすることになります。

・便秘薬ですが、最近は多くの新薬が出てきていますので担当の医師に相談して下さい。
一般的に最も良く使用されているのが「酸化マグネシウム」でこれは非刺激性下剤に当たります。
次によく使われているのが「大黄」や「アロエ」などの生薬などが当たる刺激性の下剤になります。
「酸化マグネシウム」は血液中のマグネシウム濃度が高くならないように気を付けなくではいけませんし、刺激性下剤は乱用に注意しなくてはいけません。

・トイレに行く習慣を身につけること。
これは重要です。いくら良い薬を飲んで排便を促しても出そうと思った時に行かなくては排便はできません。
排便したい気がなくても時間を決めてトイレに行くことが大事になります。

習慣

D生活習慣を見直そう
・便秘を改善させるには便秘薬だけを服用すればよいわけではありません。「水分を取ること」・「3食きちんと食べること」・「適度な運動をすること」・「食物繊維を1日20g取ること」が大事になります。*食物繊維20gはキャベツ1個分に相当します。

鍼灸治療

■鍼灸では・・・・


【 原因 】
・ストレス、生活習慣などにより内臓の働き(特に脾胃)が低下したことで3つのパターンで便秘になります。
@排便する力が落ちて便秘になります。
A生成される気血水の内、血と水が不足したために便に含まれる水分が奪われて便が硬くなることで便秘になります。
B体内に発生した不要な血液が大腸に影響を及ぼすことで便秘になります。
その他、風邪を引いて熱を出した時に体内にある水分が不足したことが大腸に影響を及ぼし便秘になることもあります。

【 施術方針 】
・始めに内臓の働き(特に脾胃を中心)を良くします。
・次に体内に不要になった血液を取り除きます。
・便秘の特攻穴に鍼または灸を施し排便を促します。
・なお感染症(風邪等)で起こった便秘については外邪(ウイルス等)が脾胃に入りこむことで発生した熱が原因なので熱を取り除く治療を施し排便を促します。

【 施術経過 】
・下剤などを常用している方は効果は出にくい傾向がありますが、施術を継続することで効果が期待できます。
・便秘を主訴として来て見えない患者様が治療を受けた後で便が出るといったケースもございます。(個人差があります。)

【 日常での注意点 】
・現代医学と同様、野菜や水分を取ることは重要です。その他、ストレスと上手に付き合うことや軽い運動も必要ですね。

ツボ(セルフケア用)

【 セルフケア 】
・便秘を改善するツボはたくさんあります。しかし個々の体質に合ったツボを選ばないと効果は期待できません。ここでは一般的にどのツボを使うと効果的かを説明します。ツボに与える刺激はせんねん灸や棒灸、もしくは軽いマッサージが良いでしょう。
おススメのツボは「天枢」というツボです。これは大腸に効果が期待できるツボで大腸は排便に関係しますのでそれだけ重要になります。
位置はお臍の横から2・3cm離れた場所になります。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

■まとめ


・現代医学では最近になり便秘は身体にとって良くないことを認識し始めましたが、古来よりある鍼灸では大便の状況が個々の体質や体調に影響が出ると考えられている位重要な事項になっています。
・便秘は薬だけで改善することを目指すより、鍼灸の併用に加え、日頃の日常生活を見直し便秘をなくすことが大事になります。
・日頃からの便秘予防として便秘に効果が期待できるツボに対して棒灸、せんねん灸、マッサージなどを行うと良いです。さらに現代社会はストレスが多いので独自の対象法でストレスと上手に付き合うことが大事になります。

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