顎関節症でお困りなら名古屋市守山区のにこにこ鍼灸治療院へ

にこにこ鍼灸治療院
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■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2024年1月19日 更新日:2024年12月16日

【 解説 】 顎関節症

顎の痛み

■顎関節症は鍼灸で改善が期待できます。


・顎関節症は鍼灸で改善が期待できます。どうして改善が期待できるかというと、噛むときに働く筋肉(咬筋)と首肩の筋肉のコリを取ることで顎関節周辺の筋肉の緊張がゆるんでくることで、顎関節の負担が軽減してくるからです。患部への施術に加え、全身調整を加えることでより一層の改善が期待できます。
・当院の鍼灸施術で顎関節症が改善された時に得られる利益(ベネフィット)とは・・・
@人間の三大欲求の1つ(食べる)が満たされるようになります。
例えば、食べる時においしいと感じる・親しい友人と一緒に食べて楽しむ。これらは食べる時に苦痛を感じてしまってはどうしようもありませんね。

A顎関節症の症状の他に気にしていなかった別の症状の改善が得られる場合があります。
例えば、ストレスで背中の筋肉のコリがひどいことにより起こる動悸や不眠、イライラ感が鍼灸施術をすることで、顔の筋肉だけでなく背中のコリも改善されることで動悸・不眠、イライラ感も改善ができる時がありますよ。
鍼灸により噛むときに痛いだけでなく、睡眠も改善されたら嬉しくないですか?

・以上で簡単に顎関節症について説明いたしましたが、もっと詳しく知りたい方、気になる方は下記に続きが書いてあるので読んでくださいね。

医師 説明

■現代医学では・・・

★歯科で診て頂かないといけない状態とは・・・・
・口を開け閉めした時に痛みが1週間以上続く場合です。

いつもカクンカクンと音だけがする・たまに口が痛くて開けにくい場合は治療をする必要はないということです。

★どんな状態になるのか?
・顎関節症の病態は4つに分類されます。
@開口時カクンカクンと音がする。(これが最も多く見られる。)
A大きく口を開けられない・もしくは開けると痛む。
B下顎を動かす筋肉が上手く働かない。
C骨の変形。(これは高齢者に多い)
なお@とAの状態が全体の60%を占めます。
★原因
・「かみ合わせが悪い」だけではありません。その他にいくつか原因が複雑にからみあって発症します。
下記に例を挙げます。
@精神的要因:精神的緊張が続いた時・不安な気持ちが続く・気分の落ち込みがひどい時等。
A外傷による:事故・転倒・打撲等。
➂日常の生活習慣の癖
・頬杖をする・受話器の肩ばさみ・スマホの長時間の使用・うつ伏せ読書・爪かみ等。
・(食事の際に)同じ側の歯で物を噛む等。
・(睡眠の際に)寝不足・硬い枕もしくは高い枕の使用・腕まくら・うつ伏せで寝る等。
・(スポーツの際に)力を入れる為に歯に力を入れる時(球技・ウィンタースポーツ等)
・(音楽の際に)吹奏楽の練習・歌の練習等
・(社会的)細かい業務・コンピューターの作業・人間関係の緊張等。

★治療法
・歯科医院でマウスピースを作って頂き使用する。
・セルフケアとして「マッサージ」・「患部を温める」等行うことで症状の改善が期待できます。
・原因の根本が解決できるのであれば解決することで症状は改善します。
【 参考ページ 】
顎関節症|日本歯科医師会

鍼治療

■鍼灸では・・・・


■原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により、「噛む」もしくは「飲み込む」に関係する「胃」の働きの低下及び胃の働きに関与する臓器を不調和により起こる。
■施術方針
@「胃」の働きを改善することが基本。

A胃の働きが悪くなった原因を突き止め、それに応じた施術を行う。(例)ストレスにより自律神経に影響が出た場合、自律神経に関係が深い臓器「肝」の働きと胃との調和の施術をします。

B患部(咬筋と側頭筋)の筋緊張を鍼灸で緩和すること。

以上を施術することで顎関節症による症状の改善が期待できます。

■施術経過
・個人差はありますが、患部及び胃の働きなどを改善していけば十分な効果は期待できます。
■セルフケア
・院長が考える顎関節症の症状改善のツボを3つ挙げます。
  • 〇合谷穴

    合谷穴

    合谷(ごうこく)穴は大腸経のツボになります。このツボは大腸経の原穴になります。それだけでなく合谷穴は「顔に症状がある時に効果がある」経験穴として有名なので顎関節症にも効果が期待できます。
  • 〇足三里穴

    足三里穴

    足三里(あしさんり)穴は胃経のツボになります。このツボは胃の下合穴で胃の働きに深く関係します。胃の働きを改善することで噛む動作が正常に働くことができるようになります。
  • 〇阿是(あぜ)穴

    阿是穴

    阿是穴(あぜ)穴とは患部の反応点を言います。
    今回のケースですと、咬筋並び側頭筋(赤い枠の部位にあたります)ですね。ツボで言うと下関(げかん)穴と「こめかみのあたり」ですね。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・顎関節症は根本治療(全身調整)と患部(咬筋・側頭筋)の緊張を緩めることで症状の改善が期待できる。

・セルフケアとして咬筋と側頭筋のマッサージを軽めに行うことです。(痛気持ち良い程度が限度、それ以上は反対に悪化する危険性が高い。)

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