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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2022年11月16日

【 解説 】 冷え性

肩の痛み

■はじめに・・・

・冬の寒い時期に「手の冷え」、「足の冷え」、「手と足の両方が冷える」、「人によっては全身が寒くてしかたがない」など冷えに関することを耳にします。
これらの症状は一般的にはレッグウォーマーやカイロなどで患部を温めるとよいと言われていますが、その他に鍼灸や漢方薬を用いて冷えを改善することも可能です。ここでは現代医学で考える冷え症の原因と鍼灸で考える冷え性の原因と治療について説明します。

医師 説明

■現代医学では・・・

【 原因 】
・筋力の低下による
運動不足で筋肉の量が減ると冷え性になりやすいです。特にふくらはぎの筋肉はポンプ機能があり、運動不足でおちてしまうと血液循環が悪くなってしまいます。
・基礎代謝の低下による
生命活動に必要な最低限のエネルギーを「基礎代謝」と言います。代謝が落ちると温める作用も落ちるので身体が冷えて冷え性になります。
・食生活
栄養バランスが悪い食事を続けることでミネラルやビタミンが不足し血液循環が悪くなると起こります。
・鉄分の不足
鉄分の不足は生理のある女性に多く見られます。過度なダイエットなどが原因で鉄分の不足になり、冷え性を引き起こします。貧血の原因にもなる為、めまいや倦怠感などの症状も出ます。
・ストレス
ストレスにより血液循環が悪くなることで冷え性になりやすいです。
・自律神経の乱れ
自律神経が正常に働くことで身体の体温を調整できますが、エアコンなどにより年中快適に過ごせるようになったことにより気温に対する感覚も鈍くなったことで自律神経が乱れやすくなっています。
さらに腸の運動も自律神経が関係しますので自律神経が乱れると便秘や下痢の原因になりやすく、基礎代謝も悪くなるので冷え性になりやすいです。
【 治療法 】
・薬物治療
ビタミンEや血管拡張剤を服用することで血液循環の改善を目指します。
・生活習慣の見直し
入浴・運動・食事の3つを見直します。
〇入浴はぬるま湯でなるべく長めに入って下さい。(目安として汗ばむ程度になります。)
副交感神経が優位になり血管を広げ血行がよくなるだけでなくリラックス効果も期待できます。
〇運動は激しい運動よりも会話ができる程度での軽めの運動が良いです。運動をすることで筋力がつき、筋力もつくことで基礎代謝も上がるので、冷え性には良い方法になります。
〇食事は冷蔵庫や冷凍庫で冷やした物(アイスや牛乳・ビール・生野菜)は控えて、なるべく常温や火を通したものを食べたり飲んだりしてください。以上は身体を冷やしてしまい結果として冷え性になってしまいます。

鍼治療

■鍼灸では・・・

【 冷えについて 
・鍼灸では冷えは元気でかつ健康にいる為に改善させなくてはいけない症状の1つと位置付けています。何故なら冷えによる病気の原因はたくさんあるからです。例えば皆さんが年に1度はひくであろう風邪。これは冷えが原因で起こります。詳しくは傷寒論という漢方薬専門書に書かれています。

【 原因 】
・ストレスや生活習慣により内臓(特に脾胃)の働きが低下することで気血の不足になり、その影響でその他の臓器の働きも悪くなることで、血液の循環も悪くなり、身体が温められなくなることで冷え性になります。
【 施術方針 】
@どんな症状の患者様でも施術前に最低足の冷えの有無を確認します。冷えがあったら、第一に脾胃(胃腸)の働きを良くして気血を増やすようにします。気は臓腑を正常に働かせる作用と身体を温める作用があり、血は身体の栄養分になります。
A次に冷えている部位に対しては、足の冷えは腰から下肢のツボを中心に施術を行うことで血液循環が良くなり冷え症の改善を目指します。手足の冷えまたは全身の冷えは、内臓(特に心)の冷えが入り込むとヒトは死んでしまうので、冷えから内臓を守るために、本来手足に必要な血液を内臓の方にまわす為に起こっている現象ですので、体力がなく、身体の状態が良くないことが多いです。そのような場合は、脾胃だけでなくその他の臓腑と三焦(身体の代謝に関係する腑)の働きを良くすることで冷え性の改善を目指します。

【 施術経過 】
・1回の施術で施術前と施術後で比較すると改善の程度に違いはありますが、施術効果は出ることがほとんどです。例えば「施術前は足首から足先まで冷えていたのが足の指先はまだ冷えているが足首周辺は温かくなってきた」とか「足先が冷えてたのが温かくなった」とかを患者様が自覚したり、施術者が確認して分かることがあります。残念ながら1回の施術では施術後しばらくするとまた症状が戻ってしまいますので、施術を続けることで冷え性の根本的な改善が期待できます。

セルフケア

【 セルフケア 】
・現代医学の考え方と同様で日常生活で身体を冷やさない為の工夫が必要になります。例えば寒い時衣服を着ますが、汗をかくぐらい服を重ね着をしてはいけない。飲食については冷蔵・冷凍庫で冷やした物はなるべく控えること。食べ物はできるだけ火を通して温かい物をたべるか常温の状態で食べること。飲み物も同様、温めてから飲むのが一番良いです。冷蔵庫で冷やしたビールはやめた方が良いです。鍼灸では冷たい物を取り過ぎると「肺」に影響を及ぼしその結果、風邪をひきやすくなると考えられていますので注意して下さい。
・効果は個人差がありますが、灸で温めると効果が期待できます。
具体的には下記にあげます。
  • 〇気海穴

    気海穴

    気海穴は「おへその下から指2本分の場所」にあります。どんな病気に効果があるかですが、「気」に関係する病気に効果が期待できます。冷え性だけでなく、気の不足による症状(息切れ・動悸・不眠・食欲低下など)に効果が期待できます。
  • 〇陽池穴

    陽池穴

    陽池穴は手関節の真ん中にあるツボになります。
    三焦経に属するツボになるので三焦の働き(身体の代謝)に関係する重要なツボになります。ですからこのツボを温めることで代謝が良くなるので、冷え症には効果が期待できます。
  • 〇三陰交穴

    三陰交穴

    三陰交穴は足の内くるぶしから上に指4本分のツボになります。これは、有名なツボですから、初学者の方も名前くらいは聞いたことがあると思います。このツボは肝経と脾経と腎経が交わるので冷え性だけでなく、下痢などの症状に効果が期待できます。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

■まとめ

・鍼灸では手足の冷えなど身体の冷えの有無は健康にとって重要です。何故なら「冷え」は体内の臓器の働きを悪くするからです。臓器の働きが悪くなると栄養物(血)の生成ができにくくなったり、老廃物が排出されず体内に滞ってしまいます。そのような状態を放置し続けるといずれかは病気へと発展してしまいます。

・現代医学は冷え性自体は命に関わることはほぼないですが、冷えによる身体への影響は出ると説明しています。

・洋の東西は違っても冷え性は改善したほうが身体には良いことは間違いない事実です。

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