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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2022年10月11日
更新日:2023年1月4日

【 解説 】 喉の痛み

喉の痛み

■はじめに・・・

・喉が痛いにはたくさんの原因があります。
例えばかぜ症候群による喉の痛み、扁桃腺炎による喉の痛み、インフルエンザによる喉の痛み、新型コロナによる喉の痛みがあります。上記の病気はいずれも栄養と睡眠と薬を服用すれば大抵は良くなりますね。
では鍼灸ではどうなのかというと喉の腫れがひどく呼吸がしにくい場合を除いては効果が期待できます。 早速ですが喉の痛みを現代医学と鍼灸の両方で説明します。

医師 説明

■現代医学では・・・

【 概要 】
・喉の痛みは何らかの原因で喉に炎症が起きている状態になります。例えばコロナ・アデノウィルスなどウィルスの感染により起こる場合と細菌感染が主な原因となる扁桃腺炎があります。喉に炎症が起きたことで粘膜が赤くなったり腫れたりすることで呑み込み時に痛みが出たり発熱したりします。
【 原因 】
・ほとんどがウィルスまたは細菌の感染で起きますが、空気の乾燥・冷え・熱もしくはほこり、飲酒・たばこ、アレルギー、逆流性食道炎などが原因で起こることもあります。

【 治療法 】
・薬で喉の痛みを取ることも良いのですが、喉の痛みは通常1・2週間以内に落ち着いてくるのでウィルス・細菌性感染も場合、栄養と睡眠をとれば大抵大丈夫です。
・薬がないと治るかどうか心配な方は、抗生物質、解熱鎮痛剤、咳止め、去痰薬などを症状に合わせて投与します。

【 どんな病気が原因で喉の痛みが出るか 】
・かぜ症候群による
ライノウィルス・アデノウィルスなどが喉に感染して起こる病気。最もポピュラーな病気ですね。
・溶連菌による
A群β溶連菌による細菌感染が原因。咽喉の痛みの他頸部リンパ節が腫れるなど特徴があります。
・急性喉頭蓋炎による
喉の激しい痛みの他に呼吸困難を伴うことが特徴です。緊急を要する症状の1つになります。
・逆流性食道炎による
喉の痛みの他、胸やけや長引き咳が出るのが特徴です。
この中で特に注意して欲しいのは急性喉頭蓋炎ですね。これは緊急を要します。
【 参照ページ 】
喉の痛み|済生会

鍼灸治療

■鍼灸では・・・

【 原因 】
・ストレスや過労で内蔵(特に肺)の働きが低下したことにより、@外邪(ウィルスや細菌)が喉に入り込むことで、気血の循環が悪くなり、喉に炎症が起きることで喉が痛くなります。
A本来なら喉を循環しなくてはいけない気血が巡らずに喉に滞ってしまうことで、喉自体に熱がこもり、そこで炎症が起きることで発症します。
【 施術方針 】
@原則として鍼灸で内臓(特に肺)の働きを良くすることで身体の免疫力を上げて早期に喉の痛みを改善しやすくする、もしくは喉の痛みをぶり返さないようにしていきます。
A喉の痛みに影響を及ぼす外邪(現代医学で言うウィルスや細菌)を風池穴などの外邪を駆除する作用のあるツボを使い、体外に出すよう促進します。
B喉にあるツボに鍼灸で刺激して気血の巡りを促進して喉の痛みの改善していきます。
C肩こりや頚の凝りは寝違いだけでなく喉の痛みを誘発する原因の1つになるので、肩コリや首のコリを見つけて施術してコリの改善をして咽喉の痛みの症状を緩和もしくは日頃からの喉が痛くなりにくくなるようにしていきます。

経過

【 施術経過 】
・喉の痛みの原因や個人差により経過は変わってきますが、1回〜3回前後の施術で改善されることがほとんどなので経過は良好なことが多いです。

【 セルフケア
・セルフケアとして睡眠はよく取って下さい。睡眠不足は免疫力を低下させます。体調が悪い時は早め休んでよく睡眠を取って頂きたいですね。その他のセルフケアは下記に説明します。
  • 天窓穴

    ・天窓(てんそう)穴は小腸経という経脈に属するツボです。この経脈は喉を通るので、喉の部位が外邪(現代医学で言うウィルスや細菌にあたる)に犯されると喉に痛みが出ます。
    ・この部位をお灸で温めると喉の痛みの緩和が期待できます。注意点として熱さを我慢するなどのやり過ぎには気を付けて下さい。
  • 扶突穴

    ・扶突(ふとつ)穴は大腸経という経脈に属するツボです。この経脈は喉を通るので、喉の部位が外邪(現代医学でいう細菌やウィルスにあたる)に犯されると喉に痛みが出ます。
    ・この部位をお灸で温めると喉の痛みの緩和が期待できます。注意点として熱さを我慢するなどのやり過ぎには気を付けて下さい。
  • 天突穴

    ・天突(てんとつ)穴は任脈という奇経に属するツボです。この奇経は喉を通ります。この部位は外邪の影響で痛みが出るよりも喉における気血水の流れが悪くなったことで発症していることが多いです。
    ・この部位をお灸で温めると喉の痛みの緩和が期待できます。注意点として熱さを我慢するなどのやり過ぎには気をつけて下さい。
【 院長の経験上の話
・僕の経験上、喉の痛みが取れやすいのは「喉の痛みだけで他に風邪の症状がない場合」です。症状の特徴は「飲み込むと喉の真ん中(のどぼとけ周辺)が痛いことです。」これは始めに書いた原因の1つ「喉の部位に流れる気血の巡りが悪いために喉の痛みが出た」に当てはまります。これは当院の患者様(女性に多い)や僕の家族内で喉の真ん中が痛いとよく耳にする症状ですが、これは、咽喉の痛みの治療を加えることで、施術後すぐに痛みが改善される方が比較的多いです。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

■まとめ

・ほとんどの喉の痛みは鍼灸で適応し症状が改善されやすいのですが、すべての喉の痛みが適応ではありません。鍼灸が不適応の場合があります。それは痛みが非常に激しく声が出にくいまたはかすれる場合です。このような症状があったら急性喉頭蓋炎の疑いがあるので耳鼻咽喉科で大至急診察を受けて下さい。
【 参照ページ 】
病気・症状の説明|耳鼻咽喉科かとう医院

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