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■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年11月21日

【 解説 】 耳管開放症

耳の違和感

■ストレスと上手に付き合えるようになる為、鍼灸で体調を整え気持ちを安定させましょう。


・耳管開放症、最近よく耳にする症状です。
めまい・耳鳴り・耳の閉そく感・聴力低下などの症状が出ますが、この原因の大半は「ストレス」です。

・この症状の改善のカギは如何にしてストレスの原因を解決するかもしくはストレスと上手に付き合っていくかで変わってきます。
・ストレスの解決もしくはストレスと上手に付き合うことは言うのは簡単ですが行うのは実に難しいですね。そんなあなたをサポートするには鍼灸がもっとも理想です。

・何とかして改善したいなと思う方、是非続きを読んでみて下さいね。

医師 説明

■現代医学では・・・


★概要
・耳とのどをつなぐ管があります。それを「耳管」と言いますが、耳管は通常は閉じていますが、耳管が空きっぱなしの状態を「耳管開放症」と言います。
★原因
・男女ともにストレスが大元になります。

男性では正常な人と比べて@頭痛・手足の冷えなどの末梢循環障害A神経質などの精神面での障害で起こります。

女性では正常な人と比べて@「寝つき」などの睡眠障害A顔色などの悪さによる末梢障害B神経質などの精神面の障害で起こります。

・上記の他に「顎関節症」が原因で起こることも当然あります。

★症状
・耳が塞がった感じ(耳閉感)
・自分の声が響く (自声協調)
・鼻呼吸が耳に響く
・時にめまい・聴力低下が出る。

★治療法
・大きく分けて2つあります。(保存療法と手術療法)どちらにしても決定的に優れた方法ではありません。軽度なものは自然に改善することもあります。
【 参考ページ 】
耳管開放症|協愛医院

鍼灸治療

■鍼灸では・・・・


■原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により、内臓の働きが悪くなり、気血の生成が不十分になり、それにより耳に栄養を与えられないと耳本来の働きが損なわれ、耳がポーンする等の症状が出ると考えます。
■施術方針
・気血の生成が不十分な為にまずは胃腸(脾胃)の働きを改善することが大事です。

・次に耳もしくは聴力に関係する臓腑の調和を図ります。耳は「腎」に深い関係があります。何を話したかを聞き分けるには「心」の働きが重要になります。耳に関係する経脈は「大腸・胃・心・小腸・膀胱・腎・三焦・胆」があるので、それぞれに異常のある経脈をみつけ必要に応じてツボを選択し治療します。

・肩こりや頚のコリを取り除きます。
頚コリや肩こりは頭への血液循環の妨げになり可能性がありますので、コリがあれば鍼灸で取り除くように施術します。

・傾聴をすることです。傾聴はため込んでしまったストレスを軽減することが期待できます。

■施術経過
・耳の症状(特に耳鳴りや耳の耳閉感)は時間と施術回数が必要になります。継続していくことで徐々に改善が期待できます。
■セルフケア
・院長が考える耳管開放症の症状改善の為のセルフケアを3つ挙げてみます。お灸などで温めて下さいね。
  • 〇中脘穴

    中脘穴

    中脘(ちゅうかん)穴は任脈にあります。このツボは胃の募穴で胃の働きに深く関係します。胃の働きを改善することで気血津液が増えます。耳に関係する臓器の働かせる為のエネルギーを胃で作ります。
  • 〇膻中穴

    膻中穴

    膻中(だんちゅう)穴は任脈にあります。このツボは心の募穴で心の働きに深く関係します。心の働きを改善することで精神の安定を図ることで耳の症状を改善を目指します。
  • 〇聴宮穴

    聴宮穴

    聴宮(ちょうきゅう)穴は小腸経のツボで、耳の周辺にあります。このツボで、耳の中や周辺の血流を改善して耳閉感や耳鳴り等の改善を目指します。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・耳管開放症は現代医学ではなかなか良い治療法がありません。如何にしてストレスを軽減させるかがカギになります。

・鍼灸では気血を増やして耳に栄養をあたえれば耳本来の働きに戻り、耳管開放症による症状の改善は目指せます。ただし定期的な施術が必要になることが多いです。

・セルフケアはストレス軽減・気血を増やす・耳の周辺の血行を良くすることの3点になりますのでできる範囲でOKです。1日3回程度で良いです。

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