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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年10月16日

【 解説 】 過敏性腸症候群

腹痛

■セルフケアとして食生活習慣の見直しとストレスと上手に付き合って下さい。それでも改善しない場合は鍼灸治療がおすすめ。


・精神的な不安、過度な飲酒・暴飲暴食などが原因で起こる下痢もしくは便秘、激しい腹痛などの症状が出る過敏性腸症候群。

・この症状はまず食生活習慣(暴飲暴食と過度な飲酒)を見直すことと原因となるストレスへの対応が改善する為に重要なポイントになります。
・食生活習慣の見直しをするだけでも症状の軽減は期待できますのでできる範囲で行ってください。

・ストレスについては解決できるようであれば解決して下さい。解決が難しいのであればそのストレスといかに付き合うか考えて下さい。

・以上が過敏性腸症候群についての自分自身でできる対策を説明しましたが、実際には言うのは簡単、行うのは難しいものです。そんな方達には現代医療と鍼灸療法がおススメです。

・もし気になるあなた、是非以下に書く説明をしっかり読んで下さいね。きっとあなたの参考になりますよ。

医師 説明

■現代医学では・・・


★概要
・腸が精神的ストレスや自律神経の不調などが原因で刺激になり、便通異常をおこす病気です。ですから、各種検査で炎症や潰瘍などは見受けられません。

★分類 大きく分けて3つあります。
@慢性下痢型
・ちょっとしたストレス等で便意を催し激しい下痢を起こします。
A不安定型
・腹痛や腹部の違和感と共に下痢と便秘を数日ごとに繰り返します。便をしてもすっきりしない方が当てはまります。
B分泌型
・強い腹痛の後に大量の粘液が出ます。

★治療法
@冒頭にも書きましたが生活習慣の見直しが最も重要です。
A生活習慣の見直しても改善が難しい場合、薬を使います。
下痢には下痢止めを便秘には便秘薬を使います。
Bそれでも改善が難しい場合は「臓器の異常の見落としがない」か「精神的要素が強くないかの見直し」を再度行い、それぞれの原因にあった治療をしていきます。

鍼治療

■鍼灸では・・・・


・原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により、内臓の働きの調和が悪くなり、胃の働きが不調になれば便秘になり、脾の働きが不調になれば下痢になります。
■施術方針
・各臓器の働きを調和し、脾胃の働きに悪影響を与えないようにします。例えばストレスが原因であれば「肝」への影響が大きくでるので「肝」の働きを調整するツボを使います。暴飲暴食が原因であれば「脾胃」への影響が大きくでるので「脾・胃」の働きを調整するツボを使います。

・上記に加え、
@身体の緊張がある場合は筋肉のコリを取るように施術することで身体の緊張が取れるので症状の緩和が期待できます。
A患者様の悩みなど傾聴することでため込んだストレスの軽減を目指します。

■施術経過
・鍼灸だけでは一時的に症状が落ち着いても、根本的な解決は難しいです。それに加えて食生活習慣の見直しやストレスが解決もしくは上手に付き合えるようになれば経過も良くなります。
■セルフケア
・院長が考える過敏性腸症候の症状改善の為のセルフケアを3つ挙げてみます。お灸などで温めて下さいね。
  • 〇足三里穴

    足三里穴

    足三里(あしさんり)穴は足の陽明胃経の合穴であり、胃は便を出す働きがあります。このツボをセルフケアすることで胃の働きを改善するので、便秘の改善も期待できます。
  • 〇陰陵泉穴

    陰陵泉穴

    陰陵泉(いんりょうせん)穴は足の太陰脾経のツボになります。このツボは水の代謝に関係の深いツボになります。このツボを使うことで水の代謝の調整ができ、下痢の改善が期待できます。
  • 〇巨闕穴

    巨闕穴

    巨闕(こけつ)穴は任脈のツボで、みぞおちの下にあります。このツボは心の募穴で、心に異常がある時に反応が出るツボです。心は精神に関係ある臓器ですので、このツボを使用することで精神の安定が期待できます。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・過敏性腸症候群は命に関わる病気ではありませんが、生活の質に大きな影響を及ぼします。

・過敏性腸症候群を根本的に改善させるカギとして重要なことは食生活習慣の改善と原因となるストレスの解決もしくはストレスと上手に付き合う事になります。

・セルフケアとして挙げた3つのツボに刺激を与えることで過敏性腸症候群の症状の軽減が期待できます。

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