瞼のけいれんなら名古屋市守山区のにこにこ鍼灸治療院へ

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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年12月18日

【 解説 】 瞼のけいれん(眼瞼ミオキミア)

目の症状

■経験上、瞼の痙攣の大半は鍼灸で改善しやすいです。


・瞼の痙攣(眼瞼ミオキミア)は通常数日から数週間で良くなる症状で、精神的なストレスで起こることが多いです。筆者の僕自身も瞼がピクピクと痙攣した経験があり、その時もやはりストレスを非常に感じたものです。そして治まるまで約2週間はかかりました。
・では僕がどのように瞼のピクピクを約2週間で治癒できたかというと、時間的に見て自然治癒もあるのでしょうが、鍼灸で体調を整えてきたことでストレスへの耐久性が上がった為だと考えます。

・僕だけでなく、とある患者様が片目の瞼の痙攣があり、通常数日から数週間で治るものが、半年以上自然治癒することなく、おまけに病院で治療を受けても治らなかったのを数回の施術で改善することができる位、鍼灸は適応なことが多いです。

・ではどうして鍼灸で良くなる可能性があるのかを現代医学と鍼灸の理論から説明します。

医師 説明

■現代医学では・・・


★概要
・「まぶたがピクピクする」・もしくは「瞼がけいれんする」は大きく分けて「眼瞼ミオキミア」・「眼瞼けいれん」・片顔性顔面(へんがんせいがんめん)けいれん」の3つに分類されますが、これらの症状を訴えられる方のほとんどは眼瞼(がんけん)ミオキミアです。眼瞼ミオキミアの特徴としてけいれんが不規則で時間の長いことになります。
★原因
疲労や睡眠不足、ストレスなどが誘発する原因となります。

★治療法
・数日から数週間で自然に治まることが多いです。中にはなかなか治まらない方も見えます。
・ミオキミアは脳腫瘍や神経変性疾患が原因で起こることもあるので、なかなか治らない時は「内科」を受診して下さいね。

鍼治療

■鍼灸では・・・・


■原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により、内臓の働きが悪くなり、気血の生成が不十分で、それにより患部(目の周辺の筋肉)に栄養が与えられないことにより筋肉の異常(けいれん)を起こしたと考えます。
■施術方針
@気血の生成が不十分な為にまずは胃腸(脾胃)の働きを改善することが大事です。

A筋肉のけいれんは「肝」に深い関係があるので、「肝」の働きを調整します。

B目の周りの筋肉のコリ及び肩や頚のコリを取り除きます。

筋肉のコリは血液循環の妨げになり可能性がありますので、コリがあれば鍼灸で取り除くように血液循環を改善することでけいれんを改善します。

■施術経過
・中には2・3回の施術で改善される方も見えますが、ほとんどの方は10回ほどの施術で改善が期待できます。(施術効果には個人差があります。)
■セルフケア
・院長が考える眼瞼ミオキミアの症状改善のツボを3つ挙げます。
  • 〇足三里穴

    足三里穴

    足三里(あしさんり)穴は胃経のツボになります。このツボは胃の下合穴で胃の働きに深く関係します。胃の働きを改善することで肝の働きに必要なエネルギーを作ります。
  • 〇太衝穴

    太衝穴

    太衝(たいしょう)穴は肝経のツボになります。このツボは肝の原穴で肝の働きに深く関係します。肝の働きを改善することで肝の病(けいれん)の症状の改善が期待できます。
  • 〇阿是(あぜ)穴

    阿是穴

    阿是穴(あぜ)穴とは患部の反応点を言います。
    今回のケースですと、目の周りの筋肉になります。
    目の周辺の筋肉に棒灸等を専門家以外の方が行うのは危険ですので軽くマッサージして下さい。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・瞼のけいれんの大半は「眼瞼ミオキミア」です。これは鍼灸で適応し、効果も良好なことが多いです。

・鍼灸では気血を増やして肝に栄養をあたえれば肝の本来の働きに戻り、眼の筋肉のけいれんが落ち着いてくることが多いです。

・セルフケアは「気血を増やす」・「肝の働きを調整する」・「目の周辺の血行を良くすること」の3点になります。1日1回程度で良いでOKです。

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