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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2024年2月22日

【 解説 】 慢性疲労症候群

疲労

■鍼灸で改善が期待できます。


ある日、突然極度な疲労感が襲いそれが半年以上続いている方、辛いですね。おまけに病院で様々な検査を受けても原因がはっきりしないとすれば益々辛いですよね。

そんな方、もし改善できる方法があるとしたらどうでしょうか?治したいという思いが強い方は続きをご覧ください。
どんな治療なら改善されるか、それは「鍼灸」になります。

なぜそう考えるか現代医学の考え方と鍼灸の考え方で説明します。

医師 説明

■現代医学では・・・


●どんな病気か?
・身体を動かせないくらいほどの疲れが6か月以上続き、様々な医学検査をして異常が見つからない。そして日常生活に支障が出るくる状態になることを言います。

・発症のきっかけは健康な人が風邪をひいたあとにずっと風邪のような症状が続くことが多いです。
・この病気は1988年に提唱された病気の為、一般的な認知は進んでいないです。

●原因
・原因ははっきりしていないが、現時点では様々なストレスにより自律神経・免疫系・ホルモン系の3つのバランスが崩れたことにより体内にいるウィルスの活動が活発化し、それを抑え込もうと免疫システムが過剰に反応し過剰な免疫物質が作られる。これが脳に炎症をおこすことにより様々な症状が現れるのではないかと考えらています。

●症状
・風邪のような症状(頭痛・喉の痛み・微熱)。
・筋肉・関節痛。
・睡眠障害。
・体温調整が上手くいかないことで暑さ・寒さとも苦手。
・記憶、集中力の低下。
等です。

●治療法
・現時点では決定的な治療薬はありません。漢方薬を中心とした薬物療法が主体です。

鍼治療

■鍼灸では・・・・


■原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により五臓六腑の働きが悪くなります。それにより体内に不要な老廃物【瘀血(おけつ)・水滞(すいたい)】が発生し、それらの物質が身体に影響を与えることで起こる。(例:不要な物質が頭にあれば頭痛などの症状が出る、心のあれば動悸・睡眠障害などの症状が出る等)
■施術方針
@各臓器が正常に働かせる為には栄養が必要なので、栄養を作る為に脾胃(胃腸)の働きを高める。

A身体に不要な物質(瘀血・水滞等)を取り除く。

B症状に応じて効果が期待できるツボの反応を見て施術を加える。(例:腰痛なら腎兪穴の反応を見て施術をする。)

■施術経過
・痛みについては鍼灸が得意とする分野の1つですので効果は特に期待できます。

・その他の症状は全身調整を行い少しずつ体調を良くしていかなくては、改善しにくいので、施術の回数と時間が必要になります。症状の改善の目安は最大で約30回をみて下さい。
■セルフケア
・院長が考える慢性疲労症候群の症状改善のツボを3つ挙げます。
  • 〇関元穴

    関元穴

    関元(かんげん)穴は任脈のツボになります。このツボは脾経・肝経・腎経の交わるので脾、肝、腎の各臓の働きの改善ができるので、慢性疲労症候群の様々な症状の改善が期待できます。
  • 〇衝陽穴

    衝陽穴

    衝陽(しょうよう)穴は胃経のツボになります。このツボは胃の原穴で胃の働きに深く関係します。胃の働きを促進することで気血水を増やすことができるようになります。
  • 〇神門穴

    神門穴

    神門(しんもん)穴とは心経のツボになります。このツボは心の原穴で心の働きに深く関係します。心の働きを改善することで睡眠障害の改善・鎮痛作用が期待できます。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・慢性疲労症候群は様々な検査をしても原因が特定できず、ただひどい疲労感が長期間続き、それは日常生活に支障がでるほどなものです。現時点で良い薬はありません。漢方薬を中心の治療になります。

・鍼灸や漢方薬は辛い症状があっても現代医学の検査で異常がない時には有効なことが多いです。何故なら個々の体質に合わせた治療をするので、少しずつですが体調を良くしていくうちに症状も軽減していく形になるからです。

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