■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年5月1日
【 解説 】 パーキンソン病
■自分にあった治療を受けて、自分の身の回りのことができるように維持することを目標にしていきましょう。
・パーキンソン病は難病の1つになりますが、予後はガンと比べて余命何年というふうになることは少なく、徐々に進行するので様々な症状が出てきます。例えば日常生活で必要となる動作(手足を動かす・着替える・座る・歩く等)が徐々に緩慢になるもしくは徐々に思ったようにできなくなってしまう。やる気が出ない・認知機能障害・幻覚・幻視・妄想などの非運動性の症状を伴ってきます。
・上記を踏まえてパーキンソン病になってしまったら何を目標にしていったら良いかですが、当院では冒頭にも書いたように「自分の身の回りのことができるように維持する。」ことと考えます。
その為に当院では3つの方法を組み合わせることが一番効果的だと考えています。
@現代医薬による進行の防止。
A鍼灸・漢方薬による血行促進・自律神経調整でQOL(生活の質)を維持する。
BリハビリによるADL(身体機能)の維持。
以上になります。
どの治療を取り入れるのかは本人またはご家族様が決めることになりますが、中にはこれだけの説明では判断できない方の為に、詳細に説明をしていきます。
その為に当院では3つの方法を組み合わせることが一番効果的だと考えています。
@現代医薬による進行の防止。
A鍼灸・漢方薬による血行促進・自律神経調整でQOL(生活の質)を維持する。
BリハビリによるADL(身体機能)の維持。
以上になります。
どの治療を取り入れるのかは本人またはご家族様が決めることになりますが、中にはこれだけの説明では判断できない方の為に、詳細に説明をしていきます。
■解説
・現代医学では現段階では不明。
・鍼灸では加齢、ストレス、過労、暴飲暴食などにより内臓の働きが低下してしまいます。それにより
@気血水の代謝が悪くなるので、痰(身体に不要な水分)や瘀血(身体に不要な血液)など身体に物質が発生したものが臓腑に影響を及ぼすことで起こる。
A気血水の絶対量が減ってしまうので、臓腑に十分な栄養を与えられないために本来働くべきはずの機能が十分に発揮できないために様々な起こる。
【 治療法 】
〇現代医学では「薬物療法」と「手術療法」の2つがあります。
・薬物療法
基本は「L−dopa」と「ドパミンアゴニスト」の2つになります。
早期にはどちらも効果が期待できる。
若年性(40歳代)ではL−dopaによる運動合併障害が出やすいのでドパミンアゴニストを使用することが多い。
高齢者では運動合併症は少なく、ドパミンアゴニストによる副作用もあるのでL−dopaを使用することが多い。
上記は目安なので症状の程度・治療効果に応じて薬の選択をすることが最も大事になります。
・手術療法
定位脳手術というやり方で行われる。手術療法も根治治療ではなく症状緩和の為の対症療法になり進行を抑えたりする方法ではないです。
〇鍼灸では東洋医学的診断(証)に基づく施術を行った上で辛い症状がある時、症状に合わせて施術を加えます。
・東洋医学ではパーキンソン病の症状を以下のように考えて施術します。
ストレスや生活習慣等の影響で内臓の働きが悪くなった為に生じた「痰(身体に不要な水分)」・「瘀血(身体に不要な血液)」などを排泄する、もしくは臓腑が正常に働くだけの気血水の量が不足した為に起こる症状については鍼灸で気血水を補う施術をすることで全身調整を行います。
そうすることで自律神経の調和を図り血行を良くすることで、脳に栄養を与え、脳から出る指令を関節や内臓にきちんと伝えて働くように促します。
上記の施術に加え、症状については個別に対処して施術をします。
【 経過について 】
・洋の東西を問わず、パーキンソン病の進行を止めるのは難しく、徐々に進行していきます。少しでも進行を遅らせる為に鍼灸・現代医薬・リハビリの3つが必要になってきます。
【 治療法 】
〇現代医学では「薬物療法」と「手術療法」の2つがあります。
・薬物療法
基本は「L−dopa」と「ドパミンアゴニスト」の2つになります。
早期にはどちらも効果が期待できる。
若年性(40歳代)ではL−dopaによる運動合併障害が出やすいのでドパミンアゴニストを使用することが多い。
高齢者では運動合併症は少なく、ドパミンアゴニストによる副作用もあるのでL−dopaを使用することが多い。
上記は目安なので症状の程度・治療効果に応じて薬の選択をすることが最も大事になります。
・手術療法
定位脳手術というやり方で行われる。手術療法も根治治療ではなく症状緩和の為の対症療法になり進行を抑えたりする方法ではないです。
〇鍼灸では東洋医学的診断(証)に基づく施術を行った上で辛い症状がある時、症状に合わせて施術を加えます。
・東洋医学ではパーキンソン病の症状を以下のように考えて施術します。
ストレスや生活習慣等の影響で内臓の働きが悪くなった為に生じた「痰(身体に不要な水分)」・「瘀血(身体に不要な血液)」などを排泄する、もしくは臓腑が正常に働くだけの気血水の量が不足した為に起こる症状については鍼灸で気血水を補う施術をすることで全身調整を行います。
そうすることで自律神経の調和を図り血行を良くすることで、脳に栄養を与え、脳から出る指令を関節や内臓にきちんと伝えて働くように促します。
上記の施術に加え、症状については個別に対処して施術をします。
【 経過について 】
・洋の東西を問わず、パーキンソン病の進行を止めるのは難しく、徐々に進行していきます。少しでも進行を遅らせる為に鍼灸・現代医薬・リハビリの3つが必要になってきます。
【 参考・詳細のページ 】 ・パーキンソン病|難病情報センター ・東洋医学の考え方 |
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セルフケア
・パーキンソン病は様々な症状がでますので、症状と身体状況に合わせてツボを選択しセルフケアをすることが重要になります。
・このページのセルフケアは気血水の量を増やすためのツボ3つを厳選していきます。何故なら当院では気血水を増やすことでパーキンソン病による症状の軽減が期待できると考えているからです。では挙げていきます。
・このページのセルフケアは気血水の量を増やすためのツボ3つを厳選していきます。何故なら当院では気血水を増やすことでパーキンソン病による症状の軽減が期待できると考えているからです。では挙げていきます。
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〇足三里穴足三里(あしさんり)穴は足の陽明胃経のツボで、気血津液を生成するための重要なツボになります。パーキンソン病だけでなく、様々な症状において効果が期待できます。
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〇太衝穴太衝(たいしょう)穴は足の厥陰肝経の原穴で、身体を動かす際、司令塔の役割を果たす重要なツボです。このツボを補うで震えとか引きつりの軽減が期待できます。
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〇関元穴関元(かんげん)穴は任脈上にありお臍と恥骨を結んだ線でお臍から下6cmほどの所にあります。古来は丹田と呼ばれ、生命を主る場所でとても重要なツボになります。
まとめ
・パーキンソン病は完治するのが難しい病気です。
その為、様々な治療の中から自分に合った治療を受けて頂き、まずは「これ以上悪くならないように現状維持」を目標にして頂くのが一番良いと考えます。
・鍼灸治療を検討されているのであれば、症状に合わせた対症療法だけする治療院ではなく、全身調整ができる治療院を選んで下さい。対症療法だけではまず症状の緩和は難しいでので。
その為、様々な治療の中から自分に合った治療を受けて頂き、まずは「これ以上悪くならないように現状維持」を目標にして頂くのが一番良いと考えます。
・鍼灸治療を検討されているのであれば、症状に合わせた対症療法だけする治療院ではなく、全身調整ができる治療院を選んで下さい。対症療法だけではまず症状の緩和は難しいでので。