■この記事の筆者は当院の院長です。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2022年3月15日
【 解説 】 帯状疱疹
■はじめに
■現代医学では
■発症しやすい年代とは
帯状疱疹は加齢が関係しています。帯状疱疹の全体の約7割が50歳以上で残りの約3割は20代・30代の若い人が発症する可能性があります。つまり中高年以降の方が発症しやすい傾向になります。【 参照ページ 】 ・帯状疱疹の原因|帯状疱疹JP |
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・治療法は抗ウイルス薬と鎮痛剤があるのでこれを服用します。なお治療は早ければ早いほど痛みの軽減や後遺症になることが少なくなるので早めの受診をすることが重要です。もし帯状疱疹の後遺症が出た場合は神経に直接作用する薬を飲むことで痛みを軽減する方法やペインクリックにて神経ブロック注射をする方法があります。
【 参照ページ 】 ・帯状疱疹の治療法|帯状疱疹jp |
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■鍼灸では
■原因
ストレス・過労・飲食不摂生などで内臓(脾・胃・肝など)の働きが低下して体内から発生する身体に不要な物質(湿熱や火熱)が皮膚に滞ると気血の循環が悪くなり、その結果として帯状疱疹となると考えます。■施術方針
@内臓(特に肝・脾・胃)の働きを改善し調和させます。これが全身調整になります。A体内に不要な物質(湿熱や火熱)を取り除きます。これにより帯状疱疹の患部の症状を改善を促します。
Bこれは現代医学の知識と融合したものですが、水泡のある部位に灸をすえます。帯状疱疹ウイルスは熱に弱いと考えられているので患部に灸をすることで、早期改善を促すために帯状疱疹の後遺症が起きる可能性を減らすことが可能です。
■治療経過
これは現代医学と同様早ければ早いほど施術を開始すると良いです。施術の間隔は週1回よりも週2・3回とこまめに施術受けた方が経過はより良くなることが多いです。運悪く後遺症による神経痛が出ても鍼灸治療をこまめに施すことで神経痛の緩和を期待できます。当院では施術効果には個人差がありますが、85歳女性が帯状疱疹後遺症で通院されていましたが、約3か月間で24回の施術で施術開始前に比べだいぶ良くなったという経験があります。帯状疱疹は鍼灸で対応できますが、疑われる場合は鍼灸の施術と同時進行でも良いので1度病院にて診察を受けて下さい。
【 詳細ページ 】 ・東洋医学の考え方 |
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