多汗症なら名古屋市守山区のにこにこ鍼灸治療院へ

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院長ブログ

■この記事の筆者は当院の院長が書きました。院長プロフィールはこちらへ。公開日:2023年9月29日

【 解説 】 多汗症

脇の汗

■様々な原因で起こる辛い多汗症、まずは病院で原因の特定を。そして鍼灸で体調を整えて症状を改善することがおすすめ


・手のひら、足裏、脇に何もしていないのに汗をかいてしまう。
・緊張すると大量の汗をかいてしまう。
など汗にまつわるエピソードがある方、結構見えると思います。
・対処法として、まず病院で検査してもらった方が良いでしょう。病気が原因で起こる場合は、その原因治療を受けてみてしばらく様子をみて下さい。それで改善できればOKです。

・中にはたくさんの汗をかいてしまう原因が分からない場合もあります。
そういった場合はまずは生活習慣を見直しと仕事で起こるストレスと上手に付き合うことが大事です。

それでも症状が改善しない場合は鍼灸で自律神経の調整を行い汗のコントロールを目指すのが良いでしょう。

以上が多汗症の簡単な説明になりますが、もう少し詳細に知りたいあなた、下記に説明を加えていきますね。

医師 説明

■現代医学では・・・


■多汗症とは・・・・
・手のひら、顔、脇、足の裏などの限られた部位に大量の汗をかくことです。

・特徴は3つあります。
@小児の時に発症後、大人になっても治ることが少ない。
A常に汗が出るわけではない。多汗と無汗を繰り返します。
➂身体の左右対称に汗をかきます。通常は複数の部位で汗をかきます。

■症状の程度
レベル1:汗で身体がしっとりしている。または濡れてつやつやしている。
レベル2:皮膚の上で汗の水滴ができるが、流れ落ちる量ではない。
レベル3:皮膚上で汗の水滴ができ、流れ落ちる。

■原因とは?
・全身の病気(例:感染症・糖尿病等)。
・局所の神経障害(例:外傷・悪性リンパ腫)。
・薬の副作用(例:解熱剤・向精神薬・ステロイド剤)。
・原因不明。

■治療法とは?
・塗り薬で、汗腺を塞いで発汗を抑える。
・内服薬でアセチルコリンの働きを抑えることで発汗を抑える。
・ボトックス注射で発汗を抑える。
・手術で交感神経を切除することで発汗を抑える。
【 参考ページ 】
多汗症|やなぎさわ皮フ科内科

灸

■鍼灸では・・・・


・原因
・主な原因としてストレス、過労、食生活習慣により、内臓(特に脾胃)の働きが低下することで、水の代謝が悪くなると体表に汗として出る。
■施術方針
・脾胃の働きを改善させることが最重要。
その他、水の代謝に関係のある「肺・腎・小腸・膀胱・三焦」を調整することで効果が出来ます。
理由:脾胃の働きを良くすることで水分代謝が促進するからです。脾胃の働きに加え「肺等の臓器の働きを高めるとより一層の効果が期待できます。

そうして体内に余計な水分がなくなれば、手のひら・脇などに大量の汗の軽減が期待できます。

・上記に加え、身体の緊張がある場合は筋肉のコリを取るように施術することで身体の緊張がほぐれて大量の汗をかくことが減る場合があります。

■施術経過
・脾胃の働きを改善するには時間と日時が必要です。焦らず定期的に通院することで症状の軽減が期待できます。

・身体の緊張は比較的速やかに取れることが多いです。
■セルフケア
・院長が考える多汗症の症状改善の為のセルフケアを3つ挙げてみます。お灸などで温めて下さいね。
  • 〇足三里穴

    足三里穴

    足三里(あしさんり)穴は足の陽明胃経の合穴であり、養生穴として重要なツボになります。このツボをセルフケアすることで気血生成に必要な胃の働きを改善または正常に調整することが期待できます。
  • 〇陰陵泉穴

    陰陵泉穴

    陰陵泉(いんりょうせん)穴は足の太陰脾経のツボになります。このツボは水の代謝に関係の深いツボになります。このツボを使うことで水の代謝の調整が期待できます。
  • 〇神門穴

    神門穴

    神門(しんもん)穴は足の少陰心経のツボで、手首にあります。このツボは心経の原穴で心は精神に関係あるツボですので、このツボを使用することで精神の安定が期待できます。
【 詳細ページ 】
・東洋医学の考え方

まとめ

・多汗症は鍼灸の治療を受けながらで問題ありませんので一度は診察を受けて下さい。まれにですが、がんが潜んでいることがあるからです。

・多汗症は鍼灸治療も重要ですが、生活習慣の見直し等で症状の軽減が可能です。

・ストレスは悪化させる要因です。ストレスが解決できるようであれば一番理想ですが、なかなか難しいですね。そうであれば、ストレスと上手に付き合ってみて下さい。

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