
東洋医学はなぜお腹を診るのか?
| ・名古屋市在住のV様からの質問。 私は、鍼灸治療を受けることが好きで10年以上前からA鍼灸院に週1回のペースで施術を受けていましたが、A鍼灸院の先生が諸事情で辞められて、ネットでB鍼灸院を見つけて通院したら、そこの先生は問診をしてから「お腹を診たいのでお腹を診ますね」と声を掛けられ、「えっ、お腹を診るの?なぜ?今までの先生のところはなかったのに」と驚きを隠せませんでした。B鍼灸院に通院して日が浅く、先生に直接聞きにくいので、分かる先生がいらっしゃいましたらその理由を教えて下さい。 |
名古屋市在住のV様、鍼灸院で初めて「お腹を診せて」と言われ、驚かれたことと思います。確かに、常にお腹を診察する鍼灸院はそこまで多くないと感じております。初診のときには「先生、なぜお腹を診る必要があるのですか?」とはなかなか聞きにくいものですよね。そこで、B鍼灸院の先生の代弁として、その理由を名古屋市の鍼灸院の院長がお答えしたいと思います。
まず、お腹を診るといっても、現代医学と東洋医学ではその「意義」が異なります。ここが非常に大切なポイントですので、順に説明いたしますね。
まず、お腹を診るといっても、現代医学と東洋医学ではその「意義」が異なります。ここが非常に大切なポイントですので、順に説明いたしますね。
現代医学ではこう考えます。
現代の病院やクリニックでも、お医者さんがお腹を「じっくり」と触ったり、聴診器を当てたりすることがありますよね。現代医学におけるお腹の診察には、主に次のような大切な意味があります。
お腹は「内臓のコントロールルーム」
お腹の中には、胃、腸、肝臓、すい臓など、生きるために欠かせない大切な臓器がたくさん詰まっています。皮膚の上からお腹を優しく押したり触ったり時には強めに押さえることで、「中の臓器が腫れていないか」「どこかに炎症(痛みや熱)が起きていないか」を直接チェックをしています。そして異常が認められれば、血液検査等を行い、総合的に診て、病気の診断をするわけですよ。
【 参考文献 】
・腹部の触診、肝臓・腎臓の打診|ナース専科
お腹は「内臓のコントロールルーム」
お腹の中には、胃、腸、肝臓、すい臓など、生きるために欠かせない大切な臓器がたくさん詰まっています。皮膚の上からお腹を優しく押したり触ったり時には強めに押さえることで、「中の臓器が腫れていないか」「どこかに炎症(痛みや熱)が起きていないか」を直接チェックをしています。そして異常が認められれば、血液検査等を行い、総合的に診て、病気の診断をするわけですよ。
【 参考文献 】
・腹部の触診、肝臓・腎臓の打診|ナース専科

東洋医学ではこう考えます。
・お腹は五臓の働きを診る場所の1つと考えています。例えば・心窩部(みぞおち周辺)は「心(しんと読み)」の働きを診る。
・お臍とみぞおちを結んだ線の中央周辺は「脾胃(ひい)」の働きを診る。
・左天枢穴周辺は「肝(かん)」の働きを診る。
・右天枢穴周辺は「肺(はい)」の働きを診る。
・下腹部は「腎(じん)」の働きを診る。
こんな感じで五臓のすべての働きはお腹に反応を示すんです。腹診はどの臓が悪いが判断するための1つの材料なんです。
それに加えて問診並び脈診などを加えて総合的に診て、どのツボが適当なのか選んで治療をしていきます。
それに加えて問診並び脈診などを加えて総合的に診て、どのツボが適当なのか選んで治療をしていきます。
まとめ
・現代医学では、腹部の触診などによって臓器の状態や異常を確認するための情報を得ることが目的になります。・東洋医学では、腹部に現れる反応を五臓の働きの状態を判断する材料の一つとして捉えます。
・さらに問診や脈診などを組み合わせ、総合的に判断して施術するツボを選びます。





