甲状腺の不調にはツボが効果的|名古屋市守山区の鍼灸師が教えるセルフケア6選

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■この記事の筆者は当院の院長です。詳細はこちら。公開日:2025年9月12日 

甲状腺の不調で悩む方へ|東洋医学からみたセルフケアとツボ

頸(甲状腺)を触っている

■はじめに


「イライラする」「汗が止まらない」「夜眠れない」といった症状や、「朝起きられない」「少し食べただけで太る」「やたらと体が冷える」といったお悩みはありませんか?

それは、もしかしたら甲状腺の不調が原因かもしれません。
今回は、そんなあなたのために、ご自宅で簡単にできるセルフケアとして「せんねん灸」を使ったおすすめのツボをご紹介します。本格的な治療を始める前の第一歩として、ぜひ一度お試しください。

せんねん灸とライター

■セルフケアのやり方


まず、ドラッグストアで手に入る「せんねん灸」などの台座灸をご用意ください。

@台座からお灸を一つ取り出し、火をつけます。
A台座のテープを剥がし、ツボに貼って固定します。
B火が消えるか、温かさがなくなるまで待ちます。
※注意:熱いと感じたらすぐに取り外してください。無理に我慢すると低温やけどの原因になります。

■甲状腺機能亢進症でお悩みのあなたへ


■東洋医学の考え方 動悸やイライラ、発汗、不眠といった症状は、東洋医学では主に「体に余分な熱がこもっている状態」と考えます。この熱は、心や肝といった臓器の働きを乱し、症状を引き起こします。

■おすすめのツボ3選 身体の熱を冷まし、精神的な安定を助けるツボにアプローチします。

・行間(こうかん): 太衝(たいしょう)穴から足先に向けて2cmほど向かった部位にツボです。肝の働きを助けるツボで、イライラには有効なツボです。肝に溜まった余分な熱を放出する効果が期待できます。

・復溜(ふくりゅう): 内くるぶしから指3本分ほど上にあるツボです。腎の働きを助けるツボで、余分な熱を排出する効果が期待できます。

・労宮(ろうきゅう): 手のひらの真ん中にあるツボです。手の指を軽く曲げた時に、中指の先が当たる場所です。顔のほてりや不眠、精神的な高ぶりを落ち着かせます。

動画でツボの位置は確認できます。

■甲状腺機能低下症でお悩みのあなたへ


■東洋医学の考え方 寒がり、むくみ、体重増加、だるさといった症状は、東洋医学では主に「体を温めるエネルギー不足」や「栄養が全身に行き渡らない状態」と考えます。

■おすすめのツボ3選 冷えた体を温め、エネルギーを補給し、不要な水分を排出するツボにアプローチします。

・足三里(あしさんり): 膝のお皿のすぐ下にあるくぼみから、指4本分ほど下にあるツボです。エネルギーを増やす「最強のツボ」とも言われ、疲労感やだるさの改善に役立ちます。

・三陰交(さんいんこう): 内くるぶしから指4本分ほど上にあるツボです。女性に嬉しい効果が多く、冷えやむくみの改善、生理不順などにも期待できます。

・陰陵泉(いんりょうせん): 膝の内側の、骨のくぼみにあるツボです。体内の水分代謝を促し、むくみやだるさを和らげます。

動画でツボの位置を確認できます。

■最後に


これらのツボはセルフケアの代表的なものですが、効果には個人差があり、根本的な改善には専門的な治療が必要です。

「セルフケアだけではなかなか良くならない」「自分の症状に本当に合った治療を受けたい」とお考えなら、ぜひ当院にご相談ください。あなたの症状に合わせたオーダーメイドの治療で、不調の根本原因にアプローチします。

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