■この記事の筆者は当院の院長です。院長プロフィールはこちらへ。
お子様の発達について悩まれている保護者様へ:
僕の子も軽度の発達障害の診断を受け、当時は経済的にも精神的にも追い詰められそうな時期がありました。この症例は、僕が鍼灸師としてだけでなく「親として」子供とどのように向き合い、どう成長してきたかの記録です。「一人で抱え込まないでほしい」という想いを込めて公開します。
お子様の発達について悩まれている保護者様へ:
僕の子も軽度の発達障害の診断を受け、当時は経済的にも精神的にも追い詰められそうな時期がありました。この症例は、僕が鍼灸師としてだけでなく「親として」子供とどのように向き合い、どう成長してきたかの記録です。「一人で抱え込まないでほしい」という想いを込めて公開します。
鍼灸の症例検討|我が子の発達障害
【 注意 】子供の発達障害についての施術症例を挙げますが、施術効果には個人差があります。
【 公開日 】 2015年11月10日
【 更新日 】 2026年7月1日
【 公開日 】 2015年11月10日
【 更新日 】 2026年7月1日

【 症例 】 男 8歳
■子どもの成長の様子
当時は、子供が何言っているか分からない・トイレで用が足せない・箸は使えない・服のボタンを留められない・鉛筆は持てないなどできないことばかりでした。(少しでもできるようにといろいろ習い事はさせたりした為、養育費は健康な人に比べ2倍はかかりました。)ただ、僕は小児はりの効果(健康に育つ・情緒が安定するなどメリットがあるということ)を知っていたので、子供には生後から4歳くらいまでずっと小児鍼をしていました。
小学生に入る頃には集団生活は何とかできるまでにはなっていました。(ただ先ほどにも書きましたが、服のボタンは留められるようにはできなかったし、コミュニケーションは上手に取れなかった。)(これは、親に教える余裕がなかったのが原因。)
小学1年生になり、当時担任の先生から「私は発達支援の専門ではないので専門の方と相談してください。」とスクールカウンセラーを紹介して頂き、相談に乗って頂きいろいろのアドバイスを頂きました。(例)1日1回でどんなことでも良いから子供さんと会話する・好きな本を用いて話の内容を確かめるなど。
その後は数か月に1回スクールカウンセラーに来ていただき、その都度子供の様子を聞いてみると、「非常に落ち着いています。小学校3年・4年までが成長する一つの目安になるのでできる範囲内で頑張ってください。」と言われました。
そして現在(小学3年生)はどうかというと、コミュニケーションが十分に取れているとは言い難いですが、少しずつですが改善されてきています。今後、どうなるかは楽しみにしています。
小学生に入る頃には集団生活は何とかできるまでにはなっていました。(ただ先ほどにも書きましたが、服のボタンは留められるようにはできなかったし、コミュニケーションは上手に取れなかった。)(これは、親に教える余裕がなかったのが原因。)
小学1年生になり、当時担任の先生から「私は発達支援の専門ではないので専門の方と相談してください。」とスクールカウンセラーを紹介して頂き、相談に乗って頂きいろいろのアドバイスを頂きました。(例)1日1回でどんなことでも良いから子供さんと会話する・好きな本を用いて話の内容を確かめるなど。
その後は数か月に1回スクールカウンセラーに来ていただき、その都度子供の様子を聞いてみると、「非常に落ち着いています。小学校3年・4年までが成長する一つの目安になるのでできる範囲内で頑張ってください。」と言われました。
そして現在(小学3年生)はどうかというと、コミュニケーションが十分に取れているとは言い難いですが、少しずつですが改善されてきています。今後、どうなるかは楽しみにしています。
| *追記 あれから4年経過。(当時中学1年) 日常生活では困らない程度までコミュニケーションが取れるようになりました。もう少し欲を言うと「助詞の使い間違い」、「〜られる、〜する」などの上手に使い分けれると相手にも、もっと分かりやすく伝わりやすくなるのではないかと思います。 さらに3年経過。(現在高校1年) ・無事希望する高校に合格できました。コミュニケーションはほとんど気にならないくらい上手になってきていますが、他人からの伝言が上手く伝えられないのが課題になっています。課題克服のために現在日本語学科で勉強している学生さんに家庭教師としてコミュニケーション能力を上げる勉強をしているところです。 さらに3年経過(高校卒業) 2025年3月に無事通っていた高校を卒業し、4月からは新社会人として働き始めました。そして7月には本人待望の普通自動車の免許を取得できるまでに成長しました。働き初めてからは疲れが溜まると「治療をして」と自分から声をかけるようになってきましたよ。 2026年6月には僕との会話で「社会人になったら、コミュニケーションが物凄く大事だと気づいた」そしてこんなことも言っていました。「まだ上手に伝えられないこともあるし、会話で理解できないこともある」と・・・。僕は今すぐにできなくたっていい、10年かけてできるようになればOKだよ。と伝えました。 |

■実際の施術法
今度は実際どんな治療をしてきたかを書きます。 生後20日頃から4歳頃までは健康管理でできる日は毎日背中とお腹に小児鍼で擦りました。時間にして5分程度です。10分以上行うと刺激過度になり、あとで体がだるくなるとか熱を出してしまいますので長くならないように注意していた。ツボは特に意識していません。経絡の流れに逆らわないように小児はりを行う事とおなかについては臍に向かって擦ることの2点を意識していました。5歳以降はたまに小児鍼を行う程度にして、小学校入学以降は鍉鍼もしくは大人と同等の鍼を使い、証(東洋医学的診断)を用いて治療するケースが少しずつ増えてきています。| *施術法についての追記 ・小6以降は大人の鍼を使用。鍼はツボに10秒程度皮膚表面に添えるだけで刺入はしません。灸は火傷をさせずなおかつ効果が得られるように8分灸というやり方で施術しています。週1から10日に一回程度のペースで行っています。 |
■日常意識していること
・今日の出来事を聞くこと、できることは自分でやらせるなど子供の成長を促すようにしています。*追記
・日常生活で意識して行った結果、現在中学1年で、家のお手伝い(洗濯物を取り入れる・ご飯を炊く・風呂の水を入れる・簡単な調理をする)ことができるようになっています。
| 【 症例 】 ・2歳10か月のお子さん(お子さんが立って歩くことができない)。 【 解説 】 ・子供の発達障害へのアプローチ。 【 関連ページ 】 ・東洋医学の考え方 |

■まとめ
発達障害の鍼灸治療は、子供へのケアはもちろんですが、「お父さん・お母さんがどれだけ心に余裕を持って根気よく向き合えるか」が大きな鍵となります。お父さん・お母さんが疲れてしまうと、お子さんも不安定になりがちです。当院ではお子さんへの施術だけでなく、頑張りすぎてしまう親御様のケアも非常に大切にしています。「自分一人で頑張りすぎないでくださいね」というメッセージを込めて、親子で心身ともに健康になれるよう全力でサポート致しますね。
最後に院長からのメッセージを短い動画にしましたので良かったらご覧ください。





