鍼灸における逆子の説明|名古屋市守山区のにこにこ鍼灸治療院

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逆子

逆子

妊婦さんの不安なことの1つは「逆子」ですね。逆子について現代医学と鍼灸、それぞれどう考えているか説明します。

■現代医学では・・・


基本、胎児は子宮内で頭を下にした姿勢で育つことが多いのですが、頭を上にして育つ胎児もいます。それを「逆子」と言い、医学的には頭を下にしているのを「頭位」といい、頭を上にしているのを「骨盤位」と呼びます。
妊娠して16週から27週(妊娠中期)までは胎児もそれほど大きくないので子宮内で身体を回したり、姿勢を変えたりするので、超音波の検査で約4割は逆子なんです。
ただし妊娠後期(28週)ころから出産に向けて「頭位」に固定される胎児が多くなります。30週で頭位になる胎児は約85%で34週頃には約90%で36週には約95%が出産前までに「頭位」になってきます。残りの5%は逆子のままになってしまいます。

逆子の原因と治療法

・原因はよく分かっていません。子宮の変形によるもの・胎児の発育遅延などが逆子のリスクになると考えられています。

・治療法は3つあります。
 1つ目は逆子になってしまったら妊婦さん自身でできること方法で「逆子体操」になります。逆子体操については科学的根拠はないそうで、効果もまちまちで医師によっては妊婦の負担と効果を考えるとお勧めしない方も見えますが、何もやらないよりかはましだと考えて頑張る妊婦さんもいます。
 2つ目に逆子体操を行っても逆子が良くならない場合、逆子の手術を行う場合があります。どんな手術かというと、妊婦のお腹の中の胎児を持ち上げて回す「外回転術」という方法です。医学データもあり科学的に効果があるとのことですが、胎盤剥離などリスクを伴うため産科医師でも施術するしないかで意見が割れています。
 3つ目は逆子体操もダメ・手術もダメだとなると妊婦さんは不安になりますが、「帝王切開」です。医学の進歩と共に帝王切開のリスクは昔に比べて減ってきています。中には正常分娩で出産できる方でも帝王切開をするケースが増えているみたいです。担当の産科医師に相談してみて下さい。

< 参照ページ >
出産準備サイト「妊娠36週で95%は治るって本当?意外と知らない「逆子(さかご)」の話」。
以上が現代医学の逆子に対しての考え方です。なるべくなら帝王切開をせずに逆子を治し自然分娩したいと考えて見える方は鍼灸が1つの選択肢となります。東洋医学に精通している産科医師では良くなったという事例はあります。なぜ鍼灸で良くなるのかは科学的には分からないそうです。では視点を変えて東洋医学なら説明ができます。

鍼灸施術

■東洋医学(鍼灸)では・・・・
東洋医学では胎児がどのようにお腹の中で養われて出産するのかを述べてみます。妊娠して1か月目に肝経を巡り、2か月目で胆経、3か月目に心包経、4か月目に三焦経、5か月目に脾経、6か月目に胃経、7か月目に肺経、8か月目に大腸経、9か月目に腎経、10か月目に膀胱経を巡って出産します。

逆子はその過程において腎経の働きが過剰な状態(腎経実という)になり、腎経と関係のある膀胱経(膀胱経実という)に影響が出てしまっている状態になります。

鍼灸の治療法

逆子の経験穴(至陰)を使用するのがもっとも理想です。至陰穴とは足の小指にあるツボです。このツボは膀胱経の実の状態をなくす効果があります。なお鍼はせずにお灸をします。これに加えて三陰交にもお灸をします。これだけでも逆子が良くなる場合もありますし、良くならない場合は全身調整を加える場合もあります。

逆子の鍼灸施術の注意点

@妊娠8か月以降の逆子はなかなか治りにくい。
Aすべての逆子に鍼灸が良いわけではない。
ということです。

@については妊娠8か月以降は胎児が動かせるだけのスペースが少なくなってくることが1つの原因になります、ですからこのケースを避ける方法として検診で分かった時点で治療を始めると良いですね。文献(レディース鍼灸 医歯薬出版)にも「逆子」は定期検診で分かり次第治療を開始すると80%の方の逆子が良くなるとデータとして示しています。

Aについてはへその緒が身体に絡んでしまう逆子については不適応です。この場合は残念ながら帝王切開になってしまいます。

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