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■この記事の筆者は当院の院長です。詳細はこちら。公開日:2025年11月1日

【 名古屋の鍼灸院が解説 】 自律神経失調に伴う症状について

難聴

■自律神経失調に伴う症状は鍼灸で改善が期待できます。


「お腹が痛い」、「便秘または下痢」、「夜眠れない」、「食欲がない」、「頭が痛い」、「めまいがする」、「動悸がする」、「胸が痛い」、「腰が痛い」等様々な症状で悩んでみえませんか?

これらの中の特に「胸が痛い」・「頭が痛い」・「めまい」がずっと継続するのであれば、一度病院で診察を受けて下さい。
病院で診察を受けてもどこも悪くないと言われているけど、でも先ほどのような辛い症状が続いて困っているあなた、当院の鍼灸の施術がおすすめです。なぜおすすめかというと、様々な症状があっても、大本の原因は1つ、多くても3つで、当院は目に見えない「自律神経の乱れ」による多様な症状を、東洋医学の観点から根本改善へと導く専門知識を持っているからです。

もし、あなたが当院の鍼灸を受けて症状が良くなったら、どんなベネフィットがあるのでしょう?一緒に考えてみましょう。
@自分が今一番やりたいことがやれるようになりますね。
A子供を養育しているあなた、子供に心配をかけることもなくなりますね。
B親の介護をしているあなた、精神的、肉体的負担が軽減されますね。
ちょっと考えただけでも3つはでますね。

こんな感じで自律神経の不調について簡単に説明させて頂きましたが、気になるあなた、続きがありますのでよかったら、読んでくださいね。

関連情報
・「鍼は痛い?」など、施術の不安はこちらのQ&Aへ
・当院で施術を受けられた患者様の声はこちら。
・めまいの鍼灸治療についてはこちら。
・不眠の鍼灸治療についてはこちら。
・便秘の鍼灸治療についてはこちら。
・下痢の鍼灸治療についてはこちら。
・頭痛の鍼灸治療についてはこちら。
・動悸の鍼灸治療についてはこちら。

医師 説明

現代医学では・・・

●そもそも自律神経とは何?

・神経とは私たちの身体の隅々まで張り巡らされている電線と例えられます。そして「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。
「中枢神経」とはすべての末梢神経から得られた刺激に対してどう対処したら良いか指令を出す神経になります。
「末梢神経」とは「動きと感覚に関係のある体性神経」と「臓器の働きに関係のある自律神経」とに分かれます。さらに自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分かれ、ヒトが生きていくために交感神経と副交感神経がバランスよく動いています。

●自律神経失調症とは

・自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことによって内臓の円滑に機能しなくなった為に、交感神経が強く働きすぎて、副交感神経が弱く働かなくなった状態を言います。

●原因とは何が考えられますか?

・原因はほぼストレスだと考えられています。ストレスには、人間関係で生じる「精神的なストレス」と猛暑、寒さ、過度な肉体労働で生じる「身体的ストレス」があり、それぞれが脳に疲労を起こすと自律神経のバランスが崩れ、様々な症状を呈するようになってしまいます。ですから各種検査をしても異常がないわけですが、患者様からは、辛い症状が出てしまうんですよ。

●自律神経失調症の症状とは?

あらゆる症状が出ますが、身体の一番弱いところに出る傾向にあります。
現れやすい症状として「動悸」、「下痢や便秘」、「汗が止まらなくなる」、「たちくらみ」、「頭痛、頭重感」、「肩こり」、「手足の冷え」、「手足の痛み、しびれ」、「不眠」等があります。
これらの症状が3か月以上続く場合を自律神経失調症が疑われます。

●自律神経失調症が長期化することで起きる症状とは

自律神経失調症を長く患うと以下の症状または病気になる可能性が高まるので注意が必要です。
思春期:起立性調節障害が起こりやすい。
青年期から壮年期:過労死が起こりやすい。
高齢期:メタボリックシンドロームやアルツハイマー型認知症が起こりやすい。

●治療法

@脳のストレスを減らします。
ストレスの原因となっていることをなるべく避けるようにして脳のストレスを減らすことです。
A自律神経のケアをします。
規則正しい生活を送ることで自律神経の調整をしていきます。
B内臓をケアをします。
薬による対症療法をします。(痛みがあれば鎮痛剤を出す等)
個人差はありますが、目安として3か月治療を続けていくと徐々に改善されていきます。
薬による対症療法は、「症状は一時的に緩和されても、薬をやめるとまた元に戻ってしまう」という課題が残ります。なぜなら、薬は出ている症状を抑えるだけで、自律神経の乱れという根本的なバランスそのものを整えることが難しいからです。

●予防法

・予防の基本は、原因(原因のほとんどがストレス)をいかにして解決するかが予防のカギになります。ただし、ストレスの多い現代社会では完全にストレスをなくすのはほぼ無理なので、できる範囲内で行います。

その他に
・規則正しい生活を送ることです。例えば「暗くなったら休む、朝日が昇ったら起きること。」、無理のない範囲で軽い運動をすることです。」、これらは「セロトニン」というストレスに強いホルモンの分泌を促します。
・自分でできそうな目標を立てることです。ポイントはできないことを目標に立てないことです。目標を達成させる今の自分ならできると自信をつけてもらうことで「ドーパミン(*プラス思考に変えてくれるホルモンです)」の分泌も促します。
【 参考ページ 】
・自律神経失調症|大正製薬
以上が現代医学での考え方になります。
では鍼灸ではどう考えるのかを説明しますね。

鍼治療

■鍼灸で自律神経失調症の原因を根本から突き止める

・東洋医学の古典に「自律神経」という言葉はありませんが、漢方医師(鍼灸師も含む)はこのバランスの乱れを何千年も前から知っていました。当院の鍼灸では最も辛い症状(主訴)を明らかにして、患者様の身体の状態を診断するのに必要な情報(飲食・大小便・睡眠等)をもとに、総合的に判断し、証(しょうと読み、現代医学で診断にあたります)をたてます。証に基づいてどのツボが効果的を選んで施術をしていきますよ。

原因

ストレス・生活習慣などにより脾胃の働きが悪くなったことで、五臓六腑や関節を動かすのに必要な栄養とエネルギーが生成されないことが1つの原因として考えられる。
栄養とエネルギーが十分に五臓六腑に与えられないことで各臓器の働きが低下します。それらが原因で、身体に不要な老廃物を排泄できない為に生じた、体内に不要な水分(中医学で痰と言う)や不要な血液(中医学で瘀血という)が五臓六腑に及ぼすと、様々な症状として現れます。

当院の専門的な施術:バランスを整える3つの柱

@脾胃の機能改善とその他の臓腑の働きの調和を図ります。
基本、気血の生成を促し、不要な水や血の排出を助けること、そして脾胃の働きの影響によって受けた臓腑の働きの調和を図ることで、自律神経失調症の改善を目指します。
A自律神経の中枢へのアプローチ
ストレスや疲労の影響を受けやすい首肩のコリを取ることで、自律神経がコントロールする中枢(脳)への血流や伝達を改善し、バランスの調和を促します。
B個別症状の緩和
個々の辛い症状に応じてツボを選んで苦痛を一時的にでも緩和を目指します。

施術の経過と通院頻度の目安

・経過は個人差があるので一概には言えませんが、3か月で12回以上施術を受けてみてください。ある程度の改善が感じられたら、さらに3か月(12回以上)続けてみてください。最大で合計6か月ほど見込んで頂くと完璧には改善できないかもしれませんが、初検時に比べ明らかな改善が実感できると考えます。
7か月目以降は、継続して健康維持を目指すのかどうかは個々の価値観の判断になります。

■セルフケアについて
このセルフケアは、「専門家として院長が厳選したアドバイス」であり、日々の不調を軽くする助けとなります。
これらのセルフケアで症状の改善が感じられない場合は、「自律神経の乱れが根深い」可能性があります。その際は、我慢せずに専門的な診断(病院)または根本治療(鍼灸)をご検討ください。

@お灸によるツボのケア。
院長が良いと考えるツボを3つ挙げてみます。
  • 〇太淵穴

    太淵穴

    太淵(たいえん)穴は肺経にあるツボで肺の働きの改善が期待できます。鍼灸で言う肺は全身にエネルギーと血液を巡らす働きがあります。
    ここに直接お灸をすることで五臓六腑に栄養とエネルギーを送ることができ、その結果、様々な症状の改善が期待できます。
  • 〇足三里穴

    足三里穴

    足三里(あしさんり)穴は胃経のツボで合穴になる重要なツボでここにお灸等で刺激を与えることで胃の働きの改善が期待できます。鍼灸で言う胃はエネルギーと栄養を作る働きがあります。この働きがないと治るものも治りません。
  • 〇神門穴

    神門穴

    神門(しんもん)穴は心経のツボで心の働きの改善が期待できます。鍼灸で言う心は現代医学で言う「脳の働き」に関係します。ここに灸をすることで「自律神経の調和」が期待できます。

食事療法

A東洋医学の観点からみる食事療法について

・脂っこい物・冷たい物(ビール・アイスクリーム等)・生もの(刺身・野菜等)は脾胃(現代医学で言う胃腸)の働きを悪くするので少し控えて下さい。食べ過ぎると体の熱が奪われてしまい、その影響で脾胃の働きが悪くなり、気血の生成と不要な血(瘀血)や不要な水(痰)の排泄ができなくなるからです。生ものや冷たい物を食べる時は火を通して食べるのをおすすめしています。

・油分の少ないお肉、魚類は補気(エネルギーを補うという意味)養血(栄養を補うという意味)作用があり、五臓六腑に栄養を与えることで本来持つ正常な働きが期待できます。
【 参考文献 】
・薬膳食典食物性味表|日本中医食養学会

まとめ


・自律神経失調症は「ストレス」をどう対処していくかが改善するポイントになります。
現代医学では薬物・心理療法等を用いて改善できるように導きます。根治を目指すというよりは症状の寛解になると思います。鍼灸では、自律神経失調症の原因が何かを突き止めて、原因を治療しますので、劇的な改善はそこまで期待できませんが、継続することで症状の改善が期待できます。現代医学が安定であれば鍼灸はどちらかというと根治を目指す形になります。

・当院のお勧めは現代医療と鍼灸の併用です。対症療法に強い現代医学と根本から治療していく鍼灸の良いところを用いることで早期改善・寛解が期待できることと薬物による副作用の軽減も期待できます。

\ 病院で「異常なし」と言われたあなたへ /
もしあなたが、頭痛、めまい、不眠などの不定愁訴に長く悩まされ、「この辛さは治らないのではないか」と諦めかけているなら、一度、当院にご相談ください。

あなたの不調の大本にある「東洋医学的な原因」を突き止め、根本からの改善を目指します。

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